救急部での気管挿管で直接喉頭鏡 vs C-MAC ビデオ喉頭鏡との無作為化比較試験

・直接喉頭鏡検査(DL)は、緊急気管挿管のための最も一般的なアプローチであったが、ビデオ喉頭鏡(VL)の使用がより普及しつつある。現在の観察データは、無作為化試験は欠如しているが、VL は初回通過成功率が高いことを示唆している。本研究の目的は、DL または C-MAC VL で、緊急挿管を受ける患者の初回通過成功率を比較することであった。

・これは、大学病院救急部で初回試行に DL が予定された緊急挿管を受ける患者についての非盲式前向き無作為化対照試験であった。患者は、初回挿管試行に DL か、C-MAC VL に 1:1 に無作為に割り付けられた。主要評価項目は、初回通過成功率であった。副次評価項目には、挿管所要時間、誤嚥性肺炎の発症、在院期間(LOS)が含まれた。

・合計 198 人の患者が登録され、DL(n=95)か、または VL(n=103)のいずれかで挿管された。DL 群と VL 群の初回成功率はそれぞれ 86% と 92% であった(差= -5.9%、95%信頼区間= -14.5%~2.7%、p=0.18)。挿管所要時間、誤嚥性肺炎の発生率、在院期間は両群間で差がなかった。

・初回試行に DL を計画した緊急挿管を受ける患者で、著者らは初回成功率、挿管所要時間、誤嚥性肺炎、在院期間について、DL と C-MACを用いた VL とで差異を検出しなかった。

[!]:救急部での気管挿管に直接喉頭鏡と C-MAC によるビデオ喉頭鏡を比較したが患者転機に差がなかったと。

【出典】
Direct Versus Video Laryngoscopy Using the C-MAC for Tracheal Intubation in the Emergency Department, a Randomized Controlled Trial.
Acad Emerg Med. 2016 Apr;23(4):433-9. doi: 10.1111/acem.12933. Epub 2016 Mar 24.

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