アジア人高齢者集団で麻酔に際してのイソフルラン消費量と回復過程に及ぼすバイスペクトル指数モニタリング

・高齢者における年齢に関連する生理学的予備能が限られていることと関連する併存症は、副作用を最小限に抑えるために吸入麻酔薬を注意深く調節する必要がある。バイスペクトル指数(BIS)モニタリングの使用は、この点で有用かもしれない。本研究の目的は、麻酔維持中のイソフルラン消費量と、麻酔終了時の回復過程時に及ぼす BIS モニタリングの効果を評価することであった。この準実験的研究は、3 次医療病院の主要な手術室で 1 年間実施された。

・年齢 60 歳以上の 60 人の患者全員が、標準診療(SP)か、または(BIS)群のいずれかに登録された。SP 群では、麻酔深度は日常的な臨床診療として維持され、一方、BIS 群では、BIS スコアをモニタリングによって 45~55 となるように維持された。標準麻酔診療が全患者に与えられた。人口統計、イソフルラン消費量、血行動態変数、回復過程を含むデータを両群で記録した。

・イソフルランの平均消費量は BIS 群で低かった(P=0.001)。開眼、抜管、移動準備までの時間は、BIS 群のほうが短かった(P=0.0001)。BIS 群の患者は、SP 群よりも麻酔後回復スコアが高かった(P=0.0001)。

・アジア人高齢者に BIS を使用した結果、イソフルラン使用量は 40% 減少した。BIS モニタリングを使用した患者は早期に覚醒し、麻酔の終了時の回復過程が良好であった。

[!]:通常の麻酔診療だと、やや麻酔は深めに投与してしまうんだろうな。BIS モニター付けるんだったら、その値に応じて増減しないとな。

【出典】
Effects of bispectral index monitoring on isoflurane consumption and recovery profiles for anesthesia in an elderly asian population.
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2012;28:348-52

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック