英国国民の中心静脈ラインの挿入率と合併症:予備研究

・中心静脈カテーテルは、広く一般的に挿入され、薬物投与、体液投与、腎代替療法において役割を果たす。それらはまた、多くの合併症と関連している。1 年に挿入される中心静脈カテーテルの実際の数と合併症に関連するそれらの割合は、英国では知られていない。

・著者らは、大規模な全国監査のための妥当な予備研究として、5 つの病院で前向き集計を実施した。先に開発され、このプロジェクトに適合した新規の安全なオンラインデータ収集プラットフォームを使用して、集中治療室に入院した患者に対して挿入された全ての9中心静脈カテーテルが、英国の 5 つの予備的施設で記録された。

・合計 117 件のデータ収集フォームが提出された。ユーザーは、電子データ収集システムが使いやすいことが分かった。全てのデータフィールドは、データ入力の直後に分析の準備ができた。 117 件の中心静脈カテーテルのうち、17 人が血液透析カテーテル、5 人が肺動脈用イントロデューサであった。経験豊富な医師(少なくとも 3 年間の経験)は、中心静脈カテーテルの 85% を挿入した。挿入部位は、中心静脈カテーテルの 80% が内頸静脈、12% が大腿、8% が鎖骨下であった。大部分の中心静脈カテーテルは、ICU(49%)か、または手術室(42%)で挿入された。中心静脈カテーテル挿入の 109 例(93%)で超音波を使用し、その使用は少ない合併症には関連していなかった。15 例で静脈穿刺を 1 回以上試み(すべて超音波で)、これは合併症のリスクが有意に増加した。即時合併症は 8 例(6.8%)で、5 例は静脈穿刺とガイドワイヤー通過不能に関連しており、2 例は頚動脈穿刺、1 例は重大な不整脈に関連していた。

・本研究は、2 週間に渡って、英国における中心静脈ライン挿入とその即時合併症について詳細な記述データを収集する容易さと妥当性を示した。著者らが提案した全国規模の監査では、集中治療のこの重要な側面についての全体像を完成させるためには、施設方針と標準的操作手順についての組織レベルのデータが必要である。

【出典】
Insertion rates and complications of central lines in the UK population: A pilot study.
J Intensive Care Soc. 2018 Feb;19(1):19-25. doi: 10.1177/1751143717722914. Epub 2017 Aug 21.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

ナイス ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック