集中治療室コホートにおける低および高マグネシウム血症の分析

マグネシウム27.png・本研究の目的は、対照群と比較して、マグネシウムの異常が 180 日総死亡率の増加や罹患率の増加と相関するかどうかを評価することであった。

・著者らは、スウェーデン、ルンドの Skane 大学病院の成人集中治療室で 2006~2014 年に治療を受けた、マグネシウム値 22,003 回の患者 5369 人について、後ろ向き調査を行った。患者は、正常マグネシウム値 0.7~1.0mmol/l の対照群と 3 つの研究群に後ろ向きに分けた。低マグネシウム血症; Mg2+<0.7mmol/l、高マグネシウム血症; Mg2+>1.0mmol/l、低/高マグネシウム血症の両方を示す不安定な混合群であった。性別、年齢、臓器別 SOFA スコア最大値で示される疾患重症度、腎臓 SOFA スコア、最低カリウム値、診断クラスは、交絡因子を調整するために Cox ハザードモデルに含められ、ICU 入室から 180 日間の死亡までの時間を転機とした。

・高マグネシウム血症研究群と混合群は、対照群と比較して死亡率の増加したハザード比を示したのに対して、低マグネシウム血症群は有意に達しなかった(それぞれ、1.4(CI 98.3%1.2,1.6、P<0.000 と 2.1(CI 98.3%1.2,2.8、P<0.0001。さらに、高マグネシウム血症と混合群の患者は、対照群に比べて、年齢が高く、EMR スコアと SOFA スコアが有意に高く、人工呼吸期間と ICU 在室期間が有意に長い。

・マグネシウム異常のある患者のほうが、ICU 在室期間中、明らかにマグネシウム値が正常な患者と比べて悪い。Cox 分析は、マグネシウム異常自体が死亡率に影響を与える可能性があることを示唆している。

【出典】
Analysis of hypo- and hypermagnesemia in an intensive care unit cohort
Acta Anaesthesiologica Scandinavica First published: 16 January 2018

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