種々の禁煙期間が術後転帰に及ぼす影響:後ろ向き的コホート分析

喫煙23.png・術前の禁煙は、術後転機を改善するために一般的に勧められている。しかし、どれほどの禁煙期間が必要であるか、またたとえ短い術前禁煙期間でも有用で十分に許容されるかどうかは不明である。著者らは、種々の術前禁煙期間と主要合併症と死亡率との関連性を評価した。

・2007 年 5 月から 2013 年 12 月まで、クリーブランドクリニックメインキャンパスで心臓外科手術を受けた成人を対象として後ろ向きコホート分析を実施した。術前質問票から喫煙歴が確認された合計 3711 人の患者のうち、26269人(70%)が元喫煙者であり、11242人(30%)が現行喫煙者であった。現行喫煙者のうち、9482人(84%)は 9482 人の元喫煙者(36%)と傾向をマッチングさせた。著者らは ASA-PS>4 の患者、全身麻酔を受けていない患者、転機および/または共変数がない患者は除外した。研究期間内に複数回の手術が行われた場合、各患者の初回手術のみが分析に含まれた。主要評価項目は、禁煙気管と院内合併症率率/死亡率との関係であった。

・院内合併症率/死亡率の主要複合の発生率は、全ての元喫煙者で 6.9%(656/9482)であった。手術前 1 年未満に禁煙した患者では、7.8%(152/1951)、1~5 年では、6.3%(118/1977)、5~10 年では、7.2%(115/1596)、10 年以上の禁煙者では 6.9%(271/3457)であった。

・禁煙は、院内合併症率と死亡率の低下と関連しており、禁煙間隔とは無関係であった。

【出典】
Effect of various durations of smoking cessation on postoperative outcomes: A retrospective cohort analysis
European Journal of Anaesthesiology (EJA): April 2018 - Volume 35 - Issue 4 - p 256-265

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