若年外来手術患者では、硬膜穿刺後頭痛はまれである

・一般集団における脊椎麻酔から生じる硬膜穿刺後頭痛(PDPH)の発生率は低い。しかし、年齢 45 歳未満の患者は、小さな針であっても、PDPH の発生率が高いことが示されている。本研究は、年齢 15 歳から 45 歳までの外来手術患者で 27G のペンシルポイント針による PDPH の発生率を推定し、年齢層、性別、頭痛の病歴によって PDPH の発生率を比較することを目的とした。

・この前向きコホート研究では、27G ペンシルポイント針による脊椎麻酔下で単純な膝関節鏡検査を受けた 300 人の患者(年齢 15-45 歳)が登録された。口頭による同意は、術後日数(POD)2~5 日中の最初の電話会話で得た。PDPH アンケートは、この会話中と POD 7-10 間に実施された。体位性頭痛を報告した患者には、共同研究者の医師が連絡を取り、PDPH の診断を決定した。

・5 人の患者は、手術手技が複雑か、脊髄針サイズのために分析から除外された。全体の PDPH 発生率は 2.0%(95%CI 0.9-4.4; 6/295)であった。 年齢 15-19 歳の患者における PDPH の発生率は 16.7%(95%CI 4.7-44.8; 2/12)であった。PDPH の粗相対リスクは、頭痛既往のない患者に対して既往のある患者では、15.4(95%CI 2.8-114.4)、男性に対して女性では 2.5(95%CI 0.5-14.8)であった。全体的に、16.3%(95%CI 12.5-20.9)の患者が術後の非体位性頭痛を報告した。

・年齢 15-45 歳の患者では、PDPH の全発生率は低かった。PDPH 発生率の年齢別サブ群分析では、年齢 15-19 歳の少数の被験者で PDPH のリスクが高いことが明らかになった。

[!]:PDPH は、年齢が若いほどやはり多いのかな。頭痛既往のある患者では PDPH への感受性が高い。またやはり女性に多い。非体位性頭痛が意外に多いんだな。

【出典】
Post-Dural Puncture Headache is Uncommon in Young Ambulatory Surgery Patients
HSS J. 2017 Jul;13(2):146-151. doi: 10.1007/s11420-017-9541-0. Epub 2017 Mar 16.

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