チューブガイド溝ありとガイドなしビデオ喉頭鏡を使用して、「スニッフィング」と正中位とで挿管の容易さを比較

スニッフィング4.png・頭頸部体位は、ビデオ喉頭鏡検査および気管挿管困難に関連し得る要因の 1 つである。

・この前向き無作為臨床試験では、無作為に 4 群に分けた 200 人の成人患者で、チューブガイド溝あり(KingVisionR)とガイドなし(C-MACR D ブレード)ビデオ喉頭鏡を用いて「スニッフィング」と正中位を比較した(KingVision「スニッフィング」、KingVision 正中位、C-MAC「スニッフィング」、C-MAC 正中位)。主要評価項目は、修正挿管困難度(mIDS)スコアを用いた気管挿管の容易さであった。喉頭鏡検査時間、挿管時間、声門開口度(POGO)スコアのパーセンテージを用いた喉頭鏡視野、気管挿管の成功率を副次評価項目とした。

・4 群の修正挿管困難度スコアの中央値(IQR[範囲])はそれぞれ 0(0-1[0-3])、0(0-1[0-4])、1(0-1[ 0-5])、0(0-1[0-3]; p=0.384)であった。喉頭鏡検査時間(p=0.020)、挿管時間(p=0.272)、成功率(p=0.968)に群間で有意差はなかった。声門開口度スコアのパーセンテージは、他の3群と比較して C-MAC の正中位群で低かった(p=0.01)。

・KingVision と C-MAC ビデオ喉頭鏡を使用した場合、「スニッフィング」と正中位との間で挿管の容易さに有意差はなかった。したがって、患者にとって有利であると考えられる場合、2 種類の体位のいずれも、これらのタイプのビデオ喉頭鏡と共に使用できるだろう。

[!]:スニッフィング体位は、上位頸椎伸展+下位頸椎屈曲によって、口腔軸と咽喉頭軸を1直線化することで、喉頭を直接視野に納めようとするものなので、間接喉頭鏡では本来この操作は必要ないはず。やってもあまり意味がない。研究結果はそれを示唆している。

【出典】
A randomised clinical trial comparing the 'sniffing' and neutral position using channelled (KingVisionR ) and non-channelled (C-MACR ) videolaryngoscopes.
Anaesthesia. 2018 Apr 16. doi: 10.1111/anae.14289. [Epub ahead of print]

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