気管挿管を受ける成人の術後咽頭痛を防ぐための気管チューブへのコルチコステロイドの局所適用

・術後咽頭痛は、患者の満足度と回復に悪影響を与える。多数の無作為化試験が、術後咽頭痛を予防するべく気管チューブに塗布されたコルチコステロイドの有効性を検証してきた。

・著者らは、PubMed、EMBASE、Cochrane Central Controlled Trials、Wanfang Database、China Academic Journal Network Publishing Database を創始から 2017 年 12月 7 日まで検索した。全身麻酔下で定時手術を受ける成人において、非鎮痛剤および鎮痛剤のいずれかと比較して、気管チューブに塗布されたコルチコステロイドの有効性と安全性を評価した無作為化比較試験を含めた。ランダム効果モデルを使用してデータをプールし、試験連続解析を適用してランダムエラーのリスクを評価した。著者らの主要評価項目は、手術/抜管の 24 時間後の咽頭痛と有害事象であった。エビデンスは、GRADE 基準の格付けを用いて評価された。著者らは、2200 人の患者を含む 20 件の無作為化比較試験を含めた。

・非鎮痛剤対照と比較して、気管チューブに塗布されたコルチコステロイドは、術後咽頭痛罹患率の減少と関連しており、リスク比(95%CI)は 0.39(0.32-0.49)(18 件の試験、1506 人の患者)であった。2 件の無作為化試験はなんら有害事象を報告していない。リドカインと比較して、気管チューブに塗布されたコルチコステロイドは、術後咽頭罹患率の低下と関連しており、リスク比(95%CI)は 0.42(0.35-0.51)(9 件の試験、706 人の患者)であった。試験連蔵解析は、術後咽頭痛を予防する上で、気管チューブに塗布されたコルチコステロイドは、非鎮痛剤対照とリドカインの両方よりも優れているという確たるエビデンスがあることを示唆している。

・両比較対照に対して術後咽頭痛のエビデンスの質は高いと評価された。2 件の試験のみが有害事象を調査していたが、何もも記録されなかった。

[!]:コルチコステロイドは、気管チューブによる術後咽喉頭痛予防に有効であると。

【出典】
Topical application of corticosteroids to tracheal tubes to prevent postoperative sore throat in adults undergoing tracheal intubation: a systematic review and meta-analysis.
Anaesthesia. 2018 Mar 25. doi: 10.1111/anae.14273. [Epub ahead of print]

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