初回股関節/膝関節形成術における短時間作用性脊椎麻酔と完全静脈麻酔は早期退院を促すか?

・本研究では、TIVA+短時間作用型脊椎麻酔と積極的手術当日術後第0日の理学療法(POD#0 PT)が、初回の全間接形成術を受ける患者で、在院期間(LOS)に及ぼす効果を評価した。

・後ろ向きの診療録レビューによって、TIVA+短時間脊椎麻酔(「最新プロトコル群」)で、初回の全股関節/膝関節形成術を受けた 116 人の患者の LOS を、標準麻酔(「従来型プロトコル群」)の 228 人の患者と比較した。

・最新プロトコール群の股関節全置換術および膝関節置換術の両方の患者は、従来型プロトコール群と比較して、著明に LOS が減少した(1.5±0.1 日 vs 2.4±0.1 日、P<0.05 と 1.4±0.1 日 vs 2.3± 0.1 日、P<0.05)。最新プロトコル群の方が、従来型プロトコル群患者よりも、少なくとも 1 回の POD#0 PT セッションを受けた割合が多かった。

・完全静脈麻酔と短時間作用型脊椎麻酔を併用すると、初回全関節形成術を受けた患者では、以下の利点が提供された:多くの術当日 PT セッションとほぼ 丸 1 日の早期退院。

[!]:従来型プロトコル群では、くも膜下にモルヒネ 0.2mg とフェンタニル 20μg を使用しており、吸入麻酔を行っている。対して、「最新プロトコル群」では脊椎麻酔は 0.75% ブピバカインとフェンタニル 20μg を使用しており、完全静脈麻酔を行って、導尿カテーテルを使用していない。局所浸潤麻酔は両群で行われている。

【出典】
Does Total Intravenous Anesthesia With Short-acting Spinal Anesthetics in Primary Hip and Knee Arthroplasty Facilitate Early Hospital Discharge?
J Am Acad Orthop Surg. 2018 May 15;26(10):e221-e229. doi: 10.5435/JAAOS-D-17-00474.

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