無痛分娩のための静脈内レミフェンタニル患者管理鎮痛 vs ペチジン筋注:非盲式多施設対照試験

・分娩時痛に対してペチジンを投与されている女性の約 1/3 はその後に硬膜外鎮痛を必要とし、それは効果的な疼痛軽減を提供するが、器械的経腟分娩のリスクを高める。分娩中のレミフェンタニル患者管理鎮痛(PCA)は、ペチジンの代替法であるが、広く使用されていない。著者らは、レミフェンタニル PCA を用いた女性での硬膜外鎮痛への進行を、ペチジンと比較して評価することを目的とした。

・著者らは、14 の英国産科病棟で、非盲式多施設無作為化比較試験を行った。著者らは、年齢 16 歳以上、妊娠期間 37 週を超え、単胎頭位で陣痛があり、オピオイド疼痛緩和を希望する女性を含めた。著者らは、適格な参加者を、経産回数、母親の年齢、民族性、発症様式についての最小化アルゴリズムを用いたウェブベースまたは電話無作為化サービスを使用して、静脈内レミフェンタニル PCA 群(2 分のロックアウトで必要に応じてボーラス 40μg)か、またはペチジン筋注群(4 時間ごとに 100mg、24 時間で 400mg まで)に割り当てた(1:1)。薬物投与の経路の違いにより、研究参加者と医療提供者は、群割り当てを知ることができた。主要評価項目は、疼痛緩和のために研究登録後に硬膜外鎮痛を受けた女性の割合であった。一次解析は調整せず、治療意図の原則によって分析された。

・2014 年 5 月 13 日から 2016 年 9 月 2 日までに、201 人の女性がレミフェンタニル PCA 群に無作為に割り付けられ、200 人がペチジン群に無作為に割り付けられた。ペチジン群の 1 人の参加者は同意を撤回し、分析のために 199 人が残った。硬膜外への変更の割合は、レミフェンタニル PCA 群では 19%(201人中 39 人)であり、ペチジン群では 41%(199 人中 81 人)であった(リスク比 0,48、95%CI0.34-0.66; p<0.0001)。試験中にいずれかの鎮痛剤に直接起因する重篤な有害事象や薬物反応はなかった。

・静脈内レミフェンタニル PCA は、ペチジン筋注と比較して硬膜外鎮痛への変更の割合を半減させた。この知見は、陣痛におけるケアの基準としての日常的なペチジンの使用に問題を投げかけている。

[!]:分娩時疼痛緩和には、定時的ペチジン筋注よりも、レミフェンタニル PCA の方がずっと有効だ。

【出典】
Intravenous remifentanil patient-controlled analgesia versus intramuscular pethidine for pain relief in labour (RESPITE): an open-label, multicentre, randomised controlled trial
The Lancet Published:August 13, 2018

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