腹腔鏡下根治的前立腺切除術のための患者管理硬膜外鎮痛と患者管理静脈鎮痛との比較

・患者管理硬膜外鎮痛(PCEA)は、腹腔鏡手術を含む多くの術式において良好な術後鎮痛を提供することが知られている。しかし、腹腔鏡下根治的前立腺切除術(LARP)において、PCEA と患者管理静脈内鎮痛(PCIA)とを比較した研究はない。本研究では、LARP 後の PCEA と PCIA の有効性および副作用を比較した。

・40 人の LARP 患者を無作為に 2 群に分けた:1)0.2% ロピバカイン 3ml と 0.1mg モルヒネをボーラスで投与した PCEA 群; 2)オキシコドン 1mg と ネフォパム 1mg をボーラス投与した PCIA 群。手術後、群割り当てを知らされない観察者は推定出血量(EBL)を評価し、ロクロニウムを投与し、輸血を行い、鎮痛剤を加えた。数値評価スケール(NRS)、PCA 注入用量、副作用を 1、6、24、48 時間で評価した。

・PCEA 群の方が PCIA 群よりも EBL、追加ロクロニウム、鎮痛剤が少なかった。2 群間で術後副作用に有意差はなかった。患者は PCIA よりも PCEA の方に満足感が高かった。NRS と累積 PCA 回数は PCEA 群の方が少なかった。

・胸部硬膜外鎮痛を併用すると、術中出血量が少なくなる可能性がある。 PCEA は、PCIA よりも良好な術後鎮痛およびより高い患者満足度を示した。したがって、PCEA は、LARP 後に PICA よりも有用な鎮痛法である可能性がある。

[!]:前立腺切除術では、腹腔鏡下で侵襲が少ないとはいえ、やはり硬膜外鎮痛の方が静脈内鎮痛よりも有効性は高いんだな。

【出典】
Comparison of patient-controlled epidural analgesia with patient-controlled intravenous analgesia for laparoscopic radical prostatectomy.
Korean J Pain. 2018 Jul;31(3):191-198. doi: 10.3344/kjp.2018.31.3.191. Epub 2018 Jul 2.

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