全身麻酔下における気管挿管時のレミフェンタニルの最適な筋弛緩効果

・本研究は、レミフェンタニルの用量が筋電図によるロクロニウムの発現時間に与える影響を調査するために行った。

・本後ろ向き比較研究には、定時手術のために全身麻酔を受ける 75 人の患者が含まれた。患者にリドカイン(40mg)とプロポフォール(2mg/kg)を投与し、続いてロクロニウム(0.6mg/kg)を、生理食塩水注入(S 群)、0.5μg/kg/分のレミフェンタニル(R0.5 群)、または 1.0μg/kg /分のレミフェンタニル(R1.0 群)のいずれかを投与した。筋弛緩を四連刺激(TOF)筋電図でモニターし、TOF 0 と TOF 比(TOFR)25%に達するまでの時間を記録した。

・TOF 0 と TOFR 25% に達するまでに要した時間は、R0.5 群と R1.0 群の方が S 群よりも有意に長かった。TOF 0 に達するまでの時間は、S 群で 130.0±6.4 秒、R0.5 群で 142.6±6.0 秒、R1.0 群で 183.0±11.6 秒であた。TOFR 25% に達するのに要した時間も、R0.5 群と R1.0 群の方が S 群よりも長かった。

・レミフェンタニル用量が増加するにつれて、TOF 0 に達するのに必要な挿管時間も増加する。レミフェンタニルはロクロニウムの効果発現に影響を及ぼす。

[!]:レミフェンタニルを増量すると筋弛緩発現時間が短縮するのかと思ったら逆か~。レミフェンタニルによって心拍出量が低下するから、筋弛緩効果発現がかえって遅くなるのだろうな。

【出典】
Optimal neuromuscular blocking effects of remifentanil during tracheal intubation under general anesthesia.
J Int Med Res. 2018 Aug;46(8):3097-3103. doi: 10.1177/0300060518772227. Epub 2018 May 3.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック