McGRATH MAC ビデオ喉頭鏡で筋弛緩下と非筋弛緩下で 術後喉頭合併症と挿管条件を比較

・筋弛緩を使用しない気管挿管は、挿管条件の悪化と喉頭合併症の増加と関連している可能性がある。著者らは、McGRATH MAC ビデオ喉頭鏡を用いた気管挿管は、筋弛緩がなくても、術後の嗄声を増加させないと仮定した。

・この前向き無作為化平行群二重盲式非劣性試験では、ロクロニウムを用いた筋弛緩がある場合とない場合に、248 人の患者の気管挿管を無作為に割り当てた。嗄声と咽頭痛は手術後 24 時間と 48 時間に評価した。主要評価項目は、術後 48 時間での嗄声の発生率であり、既定の非劣性マージンを 10% とした。

・48 時間後の時点で嗄声は筋弛緩群と非筋弛緩群で差がなかった(8.1% vs 13.6%、絶対差:-5.4%、95%CI:-13.3 vs 2.4)。また、24 時間後の嗄声(22.8% vs 27.1%)、24 時間後(12.2% vs 9.3%)と術後 48 時間(1.6% vs 0.8%)での咽頭痛は群間で有意差はなかった。非筋弛緩群の患者の多くが声帯位置が内転していたけれど(29.3% vs 0%)、喉頭鏡検査の容易性(96.7% vs 98.3%)には、群間に有意差がなかった、喉頭視野の Cormack 分類 1(97.6% vs 96.6%)、初回試行成功率(100% vs 100%)には群間に有意差はなかった。

・著者らは、McGRATH MAC ビデオ喉頭鏡を気管挿管に使用した場合、筋弛緩を回避したとしても、術後嗄声の発生率は劣っていないと結論する。

[!]:McGRATH MAC を使用すれば、必ずしも筋弛緩薬を使用しなくても容易に挿管できるだろうな。筋弛緩薬の使用量を節減できるだろう。


【出典】
Postoperative laryngeal morbidity and intubating conditions using the McGRATH MAC videolaryngoscope with or without neuromuscular blockade: a randomised, double-blind, non-inferiority trial.
Anaesthesia. 2018 Aug;73(8):990-996. doi: 10.1111/anae.14303. Epub 2018 May 4.

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