主要な腹部手術後の一過性急性腎障害は、慢性腎疾患リスクと 1 年死亡率を増加させる

・著者らは、主要な腹部手術後の一過性および持続性の急性腎障害(AKI)の発生率および長期的転帰への影響を調査するために、後ろ向きコホート研究を実施した。

・著者らは、主要な腹部手術を受ける患者 3751 人を登録した。術後 AKI は、手術後 7 日以内に血清クレアチニンが非 AKI 範囲に戻ったかどうかに基づいて、一過性または持続性に分類された。主要評価項目は 1 年以内の死亡率であった。著者らは多変量 Cox 比例ハザード回帰分析を使用して、AKI タイプと死亡率との間の独立した関連性を評価した。

・AKI を有するほとんどの患者は一過性(84%)と分類された。 AKI のない患者と比較して、一過性および持続性 AKI 患者は、1 年死亡率の上昇[調整ハザード比(95%信頼区間):2.01(1.34-2.93)、P=0.001 および 6.20(3.00-11.43)、P<0.001)と、1 年後の慢性腎疾患進行の高いリスク(調整オッズ比(95%信頼区間):3.87(2.12-7.08)および 23.70(9.64-58.22)両方とも P<0.001]を示した。

・主要腹部手術後のほとんどの AKI 症例は 7 日以内に完全に回復するが、一過性 AKI を有するこれらの患者でさえも、AKI がなかった患者と比較して、1 年死亡率および慢性腎臓病進行リスクが高い。

[!]:術後に一過性にしろ急性腎障害をきたすのは、潜在的に腎臓予備力が低下していることを示しているのだろう。

【出典】
Transient acute kidney injury after major abdominal surgery increases chronic kidney disease risk and 1-year mortality.
J Crit Care. 2018 Nov 13;50:17-22. doi: 10.1016/j.jcrc.2018.11.008. [Epub ahead of print]

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