麻酔科勤務医のお勉強日記

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zoom RSS 困難気道を予測するための上唇咬合試験の系統的レビュー

<<   作成日時 : 2019/01/09 07:08   >>

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・上唇咬合検査(ULBT)は喉頭鏡挿管困難の予測に使用されるさまざまなベッドサイド検査の 1 つである。しかし、その有用性はまだあまり明確ではなく、その正確性に関しては論争がある。この系統的レビューの目的は、喉頭鏡検査困難または気管挿管困難を含む困難気道を予測するための ULBT の精度を調査することであった。

・Cormack-Lehane 分類と比較して、ULBT の精度を評価している 2016 年 10 月までに公開された前向き研究について PubMed、Scopus、Google Scholar のデータベースを検索した。選択されたキーワードは、「上唇咬合検査」、「上唇捕捉検査」、「予測」、「困難気道」、「喉頭鏡検査困難」、「挿管困難」であった。包含基準は、英語で書かれており、挿管困難の予測について ULBT を評価し、Cormack-Lehane 分類 III/IV を困難気道とみなして、感度、特異度、NPV、PPV、正確性を報告している研究であった。除外基準は、正確性を報告していないか、その計算に十分なデータがない研究であった。言及された基準に基づいて、18141 人の患者を登録している 27 件の研究が含まれた。この系統的レビューは、診断研究の系統的レビューの実施に関するガイドラインに基づいて行われた。

・直接喉頭鏡検査による困難気道の有病率は 2.8% から 27% の範囲であり、ULBT によると 2% から 21% であった。27 件の研究のうち 11 件で、困難気道の予測における ULBT の感度は 70% 以上であった。1 件を除く全研究は、ULBT に対して高い特異度を示した(>85%)。さらに、これらの研究は高い NPV を示した。ULBT の精度は、27 件の研究のうち 24 件で 85% を超えていた。

・ULBT は全身麻酔前の患者気道評価に有用な臨床検査であると思われる。

[!]:ULBT は麻酔前の気道評価に有用な臨床検査である。何か一つやるとすれば、ULBT か、身長甲状頤間距離比(RHTMD)のいずれか。

【出典】
Upper lip bite test for prediction of difficult airway: A systematic review.
Pak J Med Sci. 2018 Jul-Aug;34(4):1019-1023. doi: 10.12669/pjms.344.15364.

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