結腸直腸手術後の早期術後認知機能障害の危険因子

・術後認知機能障害(POCD)は、中枢神経系の変性、酸素化ストレス、炎症、ならびに内分泌および免疫機能障害と相関することが報告されている。加齢、素因となる併存症、長い手術時間、集中治療室での長期在室は、心臓手術に際し POCD を発症する危険因子であると報告されている。本研究では、結腸直腸手術後の早期 POCD の危険因子を調べた。

・本研究への参加について説明と同意を得たた 80 人の患者が登録され、全身麻酔下で結腸直腸手術を受けた。神経心理学的検査は術前と術後 7 日目に実施した。POCD の危険因子は多変量ロジスティック回帰モデルを用いて分析した。

・19 人の患者が POCD と診断された(24.7%)。糖尿病歴(OR=8.391[2.208?31.882]、P=0.012)、術後 3 日以上の絶食(OR=5.236[1.998?13.721]、P=0.001)、術後 2 日目の SIRS スコア>3(OR=6.995[1.948-25.111]、P=0.003)は、大腸癌患者における早期 POCD の危険因子であった。

・結腸直腸手術後の早期 POCD の危険因子には、糖尿病歴、3 日以上の絶食、2 日目の SIRS スコア>3 が含まれた。

[!]:結腸直腸手術後の早期 POCD の危険因子:糖尿病歴、3 日以上の絶食、2 日目の SIRS スコア>3

【出典】
Risk factors for early postoperative cognitive dysfunction after colorectal surgery
BMC Anesthesiology 2019 19 : 6 Zhang Y, et al January 10, 2019

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