成人における術後の咽喉頭痛を予防するためのエアロゾル化コルチコステロイド:系統的レビューとメタ分析

・術後咽喉頭痛は患者の回復と満足度に悪影響を及ぼす。手術に際して気管挿管を受ける成人で術後咽喉頭痛を予防する上でエアロゾル化コルチコステロイドの有効性と安全性を評価するために系統的レビューとメタ分析を行った。

・Medline、EMBASE、China National Knowledge Infrastructure、Cochrane Central Controlled of Controlled Trials で、創始から 2018 年 5 月 13 日まで、適格な研究について試験を検索した。手術に際して気管挿管を受ける成人で、エアロゾル化コルチコステロイドの有効性と安全性を非鎮痛薬か、あるいは鎮痛薬対照群と比較して評価した無作為化比較試験を含めた。術後 24 時間で咽喉頭痛の発生率と重症度、有害事象が主要評価項目であった。

・984 例の患者を対象とした 9 件の無作為化比較試験が含まれた。非鎮痛薬対照と比較して、エアロゾル化コルチコステロイドは術後の咽喉頭痛発生率の低下と関連し(リスク比[RR]、0.39、95% 信頼区間[CI]、0.26-0.58)、おそらく重症度の低下と関連していた(標準化平均差[SMD]) -0.96;95%CI、-2.52~0.59)。これらのうち、4 件の試験で有害事象はなかったと報告されている。試験逐次分析(TSA)は、非鎮痛薬対照と比較して、術後の咽喉頭痛の発生率に関するエビデンスは決定的ではないことを示唆した(TSA 調整 CI、0.07-1.98)。各評価項目に関する GRADE のエビデンスの質は非常に低かった。

・術後咽喉頭痛を予防する上で、エアロゾル化コルチコステロイドは非鎮痛法よりも優れているかもしれないが、有効性と安全性のエビデンスはまだ限られており、決定的なものではない。

[!]:エアロゾル化コルチコステロイドがいくら有効であっても、手間がかかるのでは結局やらないだろうな。

【出典】
Aerosolized corticosteroids to prevent postoperative sore throat in adults: A systematic review and meta-analysis.
Acta Anaesthesiol Scand. 2019 Mar;63(3):282-291. doi: 10.1111/aas.13275. Epub 2018 Oct 14.

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