■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/04/04




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (h______) (b____) (f___) : 肝血流[量]

(2) (n____) (a___) (b________) : 鼻翼呼吸

(3) (c________) (a___) : 共役酸

(4) (a________) (r_____) : 自律神経反射

(5) (e________) : エンドトキシン/内毒素


[解答]
(1)hepatic blood flow(2)nasal alar breathing
(3)conjugate acid(4)autonomic reflex
(5)endotoxin


[出典] 麻酔科学用語集 第3版





【問題2】(麻酔薬) デスフルランの生体内代謝率はどれくらいか?
1) 代謝されない
4) 20%
2) 0.2%
5) 0.02%
3) 2%


[解説] ハロタンの場合、麻酔中その20%が代謝される。エンフルラン、イソフルラン、デスフルランはハロタンに比べ生物学的分解を受けにくく、各々2.5%、0.2%、0.02%が代謝物として回収される。これら揮発性吸入麻酔薬は肝チトクロームP450-2E1により代謝され、アシル化中間代謝産物となり、肝障害の原因となる免疫反応を誘発する。これら代謝の割合は、麻酔後の肝障害の頻度とよく相関する。


[正解] 5 [出典] Anesthesia Today Vo6.1-No.4-p31



【問題3】(麻酔薬) オピオイドについて正しいのはどれか?

ア:κ受容体刺激はニューロンへのカルシウム流入を阻害しサブスタンスPの放出を抑制する。

イ:オピオイドによる胆管攣縮はニトログリセリンで治療できる。

ウ:μ1受容体とδ受容体刺激で体性痛が和らぐ。

エ:脊柱管内投与したとき作用発現が遅いのは脂溶性オピオイドである。

オ:脊柱管内投与された水溶性オピオイドは、脳脊髄液中に長くとどまる。


[解説] ○:κ受容体刺激はニューロンへのカルシウム流入を阻害しサブスタンスPの放出を抑制する。
○:オピオイドによる胆管攣縮は、ナロキソン、グルカゴン、ニトログリセリン、アトロピンで治療できる。
○:μ1受容体とδ受容体刺激で体性痛が和らぐ。μ1受容体とκ受容体刺激で内臓痛が和らぐ。
×:脂溶性オピオイドは、脊柱管内投与したとき、脊髄膜や脊髄に容易に拡散して急速に作用を発現する。親水性オピオイドはこれらの組織をゆっくり拡散していくので作用発現が緩徐である。
○:脊柱管内投与された水溶性オピオイドは、脳脊髄液中に長くとどまりゆっくり高位へ移動していく。そして遅発性呼吸抑制の原因となる。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p72-77





【問題4】(心臓手術の麻酔) 低体温法を用いた心肺バイパスで起こりうるものはどれか。
ア:利尿
ウ:血液粘性増加
イ:高血糖
エ:活性化凝固時間延長

[解説] 低体温にすると尿量は増加する。cold diuresis と呼ばれる。晶質液や膠質液によるプライミングで血液希釈が起こるので、低体温による血液粘稠度増加は相殺される。活性化凝固時間はヘパリンのほか、低体温、血小板減少症などで延長する。


[正解] (すべて) [出典] 麻酔科クリニカル問題集

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