挿管用導管としての小児声門上気道装置の限界 - in vitro研究

・声門上気道器具(SGA)を挿管用導管として使用できるが、小児 SGA に関するデータと製造元の推奨は不完全で、誤解を招くことがある。この状況では、SGA と気管チューブ(ETT)の不適合な併用が使用される可能性がある。このミスマッチの可能性に対処するために、著者らは SGA と ETT の可能な併用の概要を確立するために in vitro 試験を実施した。

・著者らは、8 種類の小児用 SGA と異なるサイズの 6 本の ETT について、in vitro で、SGA 経由の ETT の通過と、その後の SGA の除去を in vitro で検証した。結果を製造業者の推奨と比較した。評価パラメータは、 ETT を SGA に通過させてから、次いでその ETT を置いたまま SGA を抜去することができるかどうかあった。

・Air-Q と Air-QRsp SGA は、あらゆるサイズの ETT との最高の互換性を示した。挿管が可能であるときはいつでも、カフなし ETT については全ての SGA の抜去が可能であった。しかしながら、多くのカフ付き ETT では、ETT カフのパイロットバルーンが SGA の内径より大きいため、SGA の抜去は不可能であった。したがって、挿管は可能であったが、SGA の除去はできなかった。製造業者の小冊子は、この制限について警告していない。

・サイズの不一致を伴う SGA と ETT の併用は、挿管中に気道合併症を引き起こすか、または SGA を抜去するときに、偶発的抜管や、カフパイロットバルーンラインの引き裂きをもたらす可能性がある。これらの問題を回避するために、適切な SGA と ETT の併用の選択を簡単にする表を考案した。

[!]:小児用の SGA では、送還チューブの導管として使用する場合には、バイロットバルーンまでちゃんと除去することができるか検証しておく必要がある。

【出典】
Limitations of pediatric supraglottic airway devices as conduits for intubation - an in vitro study.
Can J Anaesth. 2018 Jan;65(1):14-22. doi: 10.1007/s12630-017-0992-z. Epub 2017 Oct 20.

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