■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/05/09




【問題1】(医療英単語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (e________) (r___) : (略)ER 緊急救命室

(2) (d___) (v___) (t_________) : (略)DVT 深部静脈血栓症

(3) (s_____) (c___) (a_____) : 鎌状赤血球貧血

(4) (r__________) (i______) : 呼吸器疾患

(5) (s_______________) (m______) (t_________) : 先端医療技術


[解答]
(1)emergency room(2)deep vein thrombosis
(3)sickle cell anemia(4)respiratory illness
(5)state-of-the-art medical technology


[出典] RNN時事英語辞典 http://rnnnews.jp/



【問題2】(酸塩基平衡) 酸塩基平衡で誤りはどれか?

ア:pH7.4ではリン酸系は炭酸系より緩衝能力が大きい。

イ:アシドーシスではアニオンギャップは増大する。

ウ:pH7.4では血漿蛋白は陽性に荷電する。

エ:血中カリウム欠乏では尿はアルカリ性に傾く。

オ:二酸化炭素は大部分炭酸水素ナトリウムとして肺へ運ばれる。


[解説] 炭酸系の解離指数は6.1であり、pH7.4では緩衝能力は効率的ではない。リン酸系は解離指数6.8であるから、pH7.4では酸と塩基に等量に解離し、緩衝能力は炭酸系に勝る。しかし、量的に後者は前者の1/6とはるかに少なく、血液緩衝能力の2~5%に関与するに過ぎない。アシドーシスがあっても必ずしもアニオンギャップは増大しない。pH7.4では血漿蛋白は陰性に荷電する。血中カリウム欠乏では水素イオンの尿中分泌が多くなり(尿は酸性に傾く=奇異性酸性尿)代謝性アルカローシスに傾く。二酸化炭素は大部分炭酸水素イオンとして肺へ運ばれる。


[正解] (ア)、(イ)、(ウ)、(オ) [出典] 第34回麻酔指導医認定筆記試験:A22



【問題3】(心臓・血管) 心臓弁膜症について正しいのはどれか?

ア:圧容量曲線上で拡張終期容積は右下のB点で表される。

イ:慢性の大動脈弁閉鎖不全では、コンプライアンスが著しく増加している。

ウ:大動脈弁狭窄症では、心筋の収縮力は正常より低下している。

エ:僧帽弁狭窄症では、慢性的に左室の充満不全のため収縮能は低下している。

オ:圧負荷による心肥大では心腔の拡張および胸腔内での位置異常を伴う。


[解説] ア:○:圧容量曲線上で拡張終期容積は右下のB点で表される。収縮終期容積は左上のD点で示される。
イ:○:慢性の大動脈弁閉鎖不全では、コンプライアンスが著しく増加している。コンプライアンスが高い=「低い圧で充分に広がる」ということ。逆に、大動脈弁狭窄症では求心性肥大のために左室コンプライアンスが低くなる。
ウ:×:大動脈弁狭窄症では、狭窄した大動脈弁に抗して血液を前方に駆出するために心筋の収縮力は正常より上昇している。
エ:○:僧帽弁狭窄症では、左室への血流が低下しているので、拡張終期容量、収縮終期容量、1回心拍出量は減少している。左室から生じる血圧は低い。収縮能は、慢性的な左室の充満不全のために低下している。
オ:×:圧負荷は求心性心肥大を起こし、心室壁の肥厚と正常な心腔の容量を伴うが、胸腔内でのその位置は正常か中央にある。容量負荷による心肥大では心腔の拡張および胸腔内での位置異常を伴う。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p250-257



【問題4】(肝・腎・消化管) 腹部X線写真上の大腸の拡張は、大腸径何センチ以上を有意とするか?
1) 6cm 2) 4cm 3) 5cm 4) 3cm 5) 7cm

[解説] 腹部X線写真上の大腸の拡張は、大腸径6cm以上を、小腸の拡張は椎体幅以上または3cm以上を有意とする。


[正解] 1 [出典] 内科レジデントマニュアルP187

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