早産児における胃内容排出時間の超音波評価:前向き観察研究

・小児麻酔では、術前絶食は不快感、空腹感、のどの口渇および代謝障害を防ぐために短くなければならない。現在のヨーロッパのガイドラインでは、乳児で母乳は 4 時間、人工乳では 6 時間の術前絶食時間を推奨しているが、いくつかの国内ガイドラインでは麻酔の 4 時間前まで両方を認めている。著者らは、早産児での母乳と人工乳後の胃内容排出時間を評価し、平均胃内容排出時間は 4 時間以内であると仮定した。

・2017 年 8 月から 9 月までの大学病院の新生児 ICU での前向き観察的非介入コホート研究で、月経後平均±SD(範囲)週数 35±2(32~40)週の 22 人の乳児が含まれた。彼らの処方計画に基づいて、 10 人の乳児が総容量 50±16(24~70)ml の母乳を、12 人が人工乳を摂取し、摂取した。母乳または人工乳の投与前(FT0)と授乳後毎時(FT1~FT3)、超音波測定によって胃前提部領域(GAA)の胃内容排出を調べた。主要評価項目は、早産児における母乳と人工乳の経腸栄養後の推定胃内容排出時間であった。

・早産児の GAA は最初は増加し、その後摂食後に減少した。 GAA は空腹時間と有意に相関した(r=-0.53、P<0.0001)。FT3[199±16(175~225)分]では、GAA は 0.57(0.42~0.91)cm であり、FT0 と比較して差は見られなかった。線形回帰モデルを使用して、計算された平均胃内容排出時間は 218 分であった。

・本研究は、母乳と人工乳の経腸栄養後の平均胃内容排出時間は、早産児で 4 時間未満であることを示している。これらの結果は、麻酔前の乳児の乳組成物についての現在の全国 4 時間の絶食処方を支持している。

[!]:早産児でも母乳と人工乳で術前 4 時間の絶食があればよいようだ。

【出典】
Ultrasound assessment of gastric emptying time in preterm infants: A prospective observational study.
Eur J Anaesthesiol. 2019 Apr 23. doi: 10.1097/EJA.0000000000001007. [Epub ahead of print]

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