成人手術患者で挿管関連咽喉頭痛を予防するためのマグネシウムの局所適用:系統的レビューとメタ分析

マグネシウム31.png・術後咽喉頭痛は患者の満足度と回復に悪影響を及ぼす。成人患者の術後咽喉頭痛を予防する上で硫酸マグネシウムの術前局所投与の有効性を調査するために系統的レビューとメタ分析を行った。

・Medline、EMBASE、China National Knowledge Infrastructure、Cochrane Central of Register で 2018 年 10 月 6 日までを検索した。全身麻酔に際して気管挿管を受けた成人患者で、術前にマグネシウムの局所適用の有効性と安全性を評価した無作為化比較試験を含めた。次に、ランダム効果モデルを使用してデータをプールし、咽喉頭痛の発生率について試験逐次解析を実施した。著者らの主要評価項目は手術/抜管後 24 時間の咽喉頭痛の発生率であった。著者らの副次評価項目には、手術/抜管後 24 時間での咽喉頭痛の重症度と有害事象が含まれた。

・本研究には、1,096 人の患者を対象とした 11 件の無作為化比較試験が含まれた。マグネシウムの局所投与は、術後の咽喉疼痛の発生率の低下(リスク比、0.31; 95% 信頼区間[CI]、0.21~0.45)、ならびに術後咽喉疼痛の重症度の低下(標準化平均差、-2.66、95% CI、-3.89~ -1.43))と関連していた。3 件の研究で、重大な有害事象は局所マグネシウムと関連がないと報告されている。試験逐次解析は、術後の咽喉頭痛を予防するのに局所マグネシウムが有効であることを裏付ける十分なエビデンスがあることを示唆していた。

・本研究は、術前局所マグネシウムが術後咽喉頭痛を効果的に予防できることを示唆している。

[!]:へ~っ、初耳だな。硫酸マグネシウムの局所投与が術後咽喉頭痛を予防するとは!11 件もの RCT があるんだ。咽喉頭痛の発生率が 1/3、重症度も低くなっている。

【出典】
Topical application of magnesium to prevent intubation-related sore throat in adult surgical patients: a systematic review and meta-analysis.
Can J Anaesth. 2019 May 22. doi: 10.1007/s12630-019-01396-7. [Epub ahead of print]

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