COPD 有りと無しの患者における腹腔鏡下胆嚢摘出術の転帰

・本研究の目的は腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)後の COPD 患者の転帰を調査することであった。

・2000 年から 2010 年までに LC を受けた COPD 患者は全員、台湾国民健康保険研究データベースから特定された。COPD および非 COPD 患者集団で入院期間、集中治療室(ICU)在室期間、人工呼吸器と生命維持手段の使用といった評価項目を比較した。

・LC を受けた合計 3,954 人の COPD 患者が本研究に登録された。 COPD 集団と非 COPD 集団との間で入院期間、ICU 在室期間、人工呼吸器と生命維持手段の使用に有意差があった。COPD と非 COPD 群の平均入院日数、ICU 在室日数、人工呼吸器日数は、それぞれ 7.81 vs 6.01 日、5.5 vs 4.5日、6.40 vs 4.74 日であった。血管収縮薬と血液透析を含む生命維持手段の使用、ならびに院内死亡率、急性呼吸不全および肺炎の割合もまた、非 COPD 患者と比較して COPD 患者の方が多かった。

・本研究では、COPD により、LC 後の死亡リスク、入院期間、ICU 在室期間、人工呼吸器使用日数、予後不良が増加した。

[!]:腹腔鏡下胆嚢摘出は、昔の開腹手術に比べればかなり低侵襲にはなっていると思われるが、COPD など併存症があると、健常人に比べるとやはり予後は相対的に劣るようだ。

【出典】
Outcomes of laparoscopic cholecystectomy in patients with and without COPD
Published 27 May 2019 Volume 2019:14 Pages 1159-1165

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