心臓手術において全静脈麻酔は既存の僧帽弁逆流の程度をイソフルラン麻酔よりも良好に維持した:無作為化対照試験

僧帽弁逆流.png・僧帽弁逆流症(MR)の正確な評価は、僧帽弁修復手術中に重要である。しかしながら、麻酔は、心臓の前負荷・後負荷、あるいは心収縮性を変化させることによって僧帽弁逆流の程度に影響を及ぼし得る。そこで、既存の僧帽弁逆流症患者における全静脈麻酔(TIVA)と吸入麻酔による僧帽弁逆流症の変化を比較した。

・これは 2018 年に三次医療センターで実施された二重盲式無作為化対照試験であった。待機的心臓手術を受ける 54 人の僧帽弁逆流症患者は、TIVA またはイソフルランを投与されるよう無作為に割り当てられた。主要評価項目は、麻酔による逆流量の変化であった。

麻酔による逆流量の減少は、TIVA 群よりもイソフルラン群の方が大きく(平均(95%信頼区間CI):-0.20(-6.15、5.75) vs -9.66(-15.77、-3.56)mL/beat、p=0.0266、この現象は重症僧帽弁逆流(グレード 3 または 4)の方が顕著であった(平均(95%CI):-0.33(-9.10、8.44) vs -16.20(-24.22、-8.18)mL/beat、p=0.0079)。MR グレード 3 または 4 の患者では、麻酔中に TIVA によって 94% が同じままであったのに対して、イソフルランでは 56% であった。

・結論として、IVA は麻酔前の僧帽弁逆流の状態を比較的良好に維持したが、僧帽弁逆流の重症度は、イソフルラン麻酔下で減少する傾向があった。T

イソフルランは、血管拡張作用が強く、後負荷軽減に作用するため、MR の程度が減少する。

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