尿道内高濃度リドカインが尿力学的排尿パラメーターに及ぼす影響を評価する無作為化比較試験

女性に導尿.png・研究の目的は、健康な成人女性で、尿道内麻酔が排尿効率(VE)を低下させ、カテーテル挿入時痛を軽減し、尿力学パラメータに影響を与えるかどうかを評価することであった。

・無作為化二重盲式プラセボ対照試験で、参加者は尿道内に水溶性ゲルか、または 4% リドカインゲル 5 mL を 2 回投与された。主要転帰は、排尿量/(排尿量+残尿量)として定義される無作為化状態の尿流出時の排尿効率であった。副次評価項目は、カテーテル挿入時疼痛であり、以前に報告された圧流量の変化を確認することであった。VE の臨床的に有意な減少を 0.99 の検出力(1-β)を持たせるために、群あたり 10 人の被検者がが計画された。

・2018 年 10 月から 12 月にかけて、23 人の女性がスクリーニングされ、18 人が無作為化されてプラセボ(n=10)か、またはリドカイン(n=8)が投与された。ベースラインの尿流 VE は、プラセボ群とリドカイン群で同様であった(88±6.6% vs 91±5.8%、p=0.33)。治験薬投与後、VE の変化(後 - 前)はプラセボ群とリドカイン群で同様であった(-5.4±14% vs 1.7±6.4%、p=0.21)。カテーテル挿入後の視覚アナログスコア(VAS)は同様であった(26.7±12.8 mm vs 36.9±26.8 mm、p=0.34)。リドカイン群は、排尿量あたりの平均流量が低かった(0.04±0.02/秒 vs. 0.02±0.01/秒、p=0.04)。

・4% リドカインの尿道内投与は、プラセボと比較して排尿効率を低下させず、カテーテル挿入後の疼痛スコアを変化させなかった。リドカイン群では、排尿量あたりの平均流量が低かった。尿道への局所麻酔後の流量低下は、尿道知覚フィードバックがヒトの尿意において排尿の寄与することを示している可能性がある。

尿道への局所麻酔薬ゼリーの注入は、排尿効率には影響しないが、排尿時の流速を低下させると。カテーテル挿入時痛は変わらないと・・・。でも被検者数が少なすぎるから何とも言えないのではないかな。

【出典】
Randomized controlled trial to assess the impact of high concentration intraurethral lidocaine on urodynamic voiding parameters.
Urology. 2019 Aug 26. pii: S0090-4295(19)30738-1. doi: 10.1016/j.urology.2019.08.020. [Epub ahead of print]

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