術中の血行動態と術後疼痛に及ぼす術前不安の影響

術前不安.png・研究の目的は、患者の不安度が、術中の血行動態パラメーターと術後疼痛、患者満足度、在院期間に及ぼす影響を調査することであった。

・2015 年 12 月から 2016 年 2 月まで、トルコ、エディルネのトラキア大学医学部、一般外科での記述的研究である。待機的胆嚢摘出術に対して 72 人の患者が手術された。彼らは、状態特性不安インベントリ(STAI)アンケートに回答するよう求められた。患者は不安度が高い群と低い群の 2 群に分けられた。目標変数が比較された。

・不安度と年齢、性別、結婚状態、教育レベル、職業、全身麻酔、併存症、術後シバリングとの間に有意な関係は見られなかった。しかし、術前の不安スコアが高い患者は、術中に不安定な血行動態パラメーター(動脈圧、心拍数、末梢酸素飽和度)があり、術後疼痛が強く、不満足を伴って鎮痛剤消費量が増加した。

術前不安は、術中に血行動態の問題、鎮痛剤必要性の増加、術後期の患者の術後満足度の低下を引き起こす可能性がある。麻酔、外科医、施設に関して患者にカウンセリングすることにより、術前不安を払拭する方がよいであろう。
POINT術前患者の不安が強いと、術中術後に循環の不安定性が増したり、術後疼痛が強く、鎮痛剤消費量が増加したり、患者満足度が低下する。
【出典】
Effects of Preoperative Anxiety on Intraoperative Hemodynamics and Postoperative Pain.
J Coll Physicians Surg Pak. 2019 Sep;29(9):868-873. doi: 10.29271/jcpsp.2019.09.868.





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