小児で 3 種類の声門上気道器具に挿入された気管チューブカフと声門との間の距離:無作為化対照試験

auraGain+air-Q+i-gel.png・さまざまなタイプの声門上気道器具を介した気管チューブ挿入後、チューブカフから声帯までの距離は、小児では評価されていない。本研究の目的は、3 種類の声門上気道器具(I-gel、AuraGain、air-Q)の 1 つを挿管用導管として使用した場合の、小児の声門と気管チューブカフとの位置関係を評価することであった。

・三次小児病院での年齢 7 歳未満の小児を対象とした無作為化比較試験で、in vivo 気管支ファイバーによる評価と in vitro の測定を行った。主要評価項目は安全マージンであった:声門上気道器具の換気口とカフの近位端との距離から、換気口から声門までの距離を引いたもの。挿入可能なカフ付き気管チューブの最大内径、ファイバー視野スコア、口腔咽頭リーク圧も評価した。

・3 種類の器具は、換気口から声門までの距離に有意差を示した(平均±SD):I-gel 3.6±0.6 cm、AuraGain 3.8±0.7 cm、air-Q 2.8±1.0 cm(P<0.001) 。安全マージンは、air-Q で最大で、I-gel で最も狭かった:I-gel 1.9±1.1 cm、AuraGain 4.4±0.7 cm、air-Q 7.9±1.1 cm。 AuraGain と air-Q を使用すると、全患者で気管チューブのカフが声門下に位置し、1 サイズと 2 サイズの小さな気管チューブがあることが予測された。ただし、I-gel を使用すると、1 サイズと 2 サイズ小さいチューブを使用した患者で、それぞれ 69%(95%CI 49.6〜84.5)と 29%(95%CI 14.0〜48.4)でカフが声門より下になるであろう。

AuraGain と air-Q は、忍容性の高い挿管用導管である。I-gel を使用すると、声帯を損傷する可能性が高くなる。

i-gel を導管として気管チューブを挿入した場合、気管チューブが浅く留置されてカフが声門に掛かる可能性が高いようだ。

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