重症低酸素供給の持続時間は、心臓手術後の急性腎障害に関連している

急性腎障害.png・急性腎障害は、死亡率に関連した心臓手術後の重症合併症である。酸素供給の制限は、急性腎障害の潜在的な危険因子である。本研究の目的は、腎機能に及ぼす人工心肺中の低酸素供給持続時間(<272 mL/min/m2)の影響を調査することであった。

・冠動脈バイパス移植手術±弁修復術を受ける患者が含まれた(n=1968)。人工心肺中に酸素供給をモニターした。低酸素供給と腎代替療法(RRT)、急性腎障害(AKI)、術後最高血清クレアチニン濃度(PPSC)との関連性に関して重回帰分析を使用してデータを調査した。

術後の最高血清クレアチニン濃度、急性腎障害の発生率、透析の必要性は、平均酸素供給量<272 mL/min/m2 の持続時間に関連して用量依存的に増加した。重回帰分析を使用すると、少なくとも 30 分間の暴露のみが、PPSC と AKI の増加と独立して関連していた。対照的に、短時間(1〜5 分、OR:2.58[1.20、5.54]; p=0.015)と少なくとも 30 分(OR:2.85[1.27-6.41]、p=0.011)の暴露の両方が独立して RRT の必要性に関連していた。

人工心肺中の低酸素供給は、用量依存性に、腎傷害のリスク増加と関連してていたた。
POINT人工心肺中の酸素供給量の不足が、急性腎障害と関係していると。
【出典】
Duration of critically low oxygen delivery is associated with acute kidney injury after cardiac surgery.
Acta Anaesthesiol Scand. 2019 Aug 22. doi: 10.1111/aas.13457. [Epub ahead of print]

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