気管支鏡検査中の患者管理鎮静:無作為化対照試験

気管支鏡検査.png・患者管理鎮静(PCS)は、早期の回復を促進すると考えられる内視鏡手術の文献的方法である。ただし、気管支鏡検査(FB)での使用に関しては限られたデータしか報告されていない。

・本研究では、FB 時のプロポフォールによる PCS が、ミダゾラムによる看護師管理鎮静(NCS)と比較して、早期回復を促進し、気管支鏡検査者と患者の満足度が同様であると仮定した。合計 150 人の患者を 1:1:1 の対照群(モルヒネ-スコポラミンによる前投薬とミダゾラムによる NCS)、PCS-MS 群(モルヒネ-スコポラミンによる前投薬とプロポフォールによる PCS)、PCS-G 群(グリコピロニウムによる前投薬とプロポフォールによる PCS)に無作為化した。

・処置手順には経気管支生検、経気管支針吸引、凍結療法/生検、および/または気管支内超音波検査が含まれた。NCS、PCS-MS、PCS-G の各群におけr FB 所要時間中央値(範囲)は、それぞれ 40(10〜80)分、39(12〜68)分、44(10〜82)分であった。PCS 併用群の患者では、全体の 81% は気管支鏡検査 2 時間後に退院準備ができていた(修正麻酔後退院スコアリングシステム:スコア 10 点)のに対して、対照群では 40% であった(P<0.0001)PCS 群間では、検査 2 時間後で、PCS-G 群の患者では 96% が退院準備が整っていたのに対し、PCS-MS 群では 65% であった(P=0.0002)。気管支鏡検査者と患者の満足度スコアは全群で高かった。退院後の品質スコアは、群間で差を示さなかった。

FB 中のプロポフォールによる PCS は、気管支鏡医や患者にとっての処置条件を損なうことなく、回復時間を短縮したため、適している。鎮静後のバイタルサインの迅速な安定化により、患者が退院する前の監視が容易になる。

患者管理鎮静は、PCA と同様に、うまく利用すれば、患者にとっても、医療従事者にとっても利点が大きいだろう。内視鏡や気管支ファイバーに積極的に利用できるためには、もっとメカニカルな PCA ポンプが普及する必要があるのかな。

【出典】
Patient-controlled Sedation During Flexible Bronchoscopy: A Randomized Controlled Trial.
J Bronchology Interv Pulmonol. 2019 Aug 30. doi: 10.1097/LBR.0000000000000610. [Epub ahead of print]

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