手術患者の肺保護換気:国際専門家パネルに基づくコンセンサス勧告

肺炎2.png・術後肺合併症(PPC)は頻繁に発生し、相当な合併症率と死亡率に関連付けられている。肺保護換気戦略を術中に使用することで PPC の減少を達成できることを示すエビデンスがあるが、周術期管理に関するコンセンサスは確立されていない。

・著者らは、国際コンセンサス作成会議で、手術患者の肺保護の推奨事項を決定しようとした。7 人の専門家が、PPC を発症するリスクのある患者の術前評価と術中人工呼吸に関する 24 の質問を作成した。6 人の研究者が質問をレビューの枠組みとして使用して文献を評価した。修正 Delphi 法を活用して、専門家チームは、研究の質問から推奨事項と声明が作成された。22 の推奨事項と 4 つの声明について専門家の合意に達した。

・ハイライトは次のとおりである。(i)術前の肺リスク評価には専用のスコアを使用する必要がある。(ii)患者ごとの人工呼吸は、自発呼吸と呼吸機能のメカニズムを改善し、PPC を予防する可能性がある。人工呼吸器は、最初に一回換気量 6〜8 ml /kg 予測体重と呼気終末陽圧(PEEP)5 cmH2O に設定する必要がある。PEEP はその後個別化する必要がある。肺加圧操作を実施する場合、最低有効圧と最短有効時間または最少の呼吸数を使用する必要がある。

141 件の参考文献を備えた記事。現時点での術中の人工呼吸に関する推奨事項が専門家によってまとめられている。一読の価値あり。

【出典】
Lung-protective ventilation for the surgical patient: international expert panel-based consensus recommendations.
Br J Anaesth. 2019 Oct 3. pii: S0007-0912(19)30647-6. doi: 10.1016/j.bja.2019.08.017. [Epub ahead of print]

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