気管挿管を受ける患者の術後咽喉頭痛、咳、嗄声を軽減する 3 つの異なる方法の比較

POST4.png・術後咽喉頭痛(POST)は、気管挿管による全身麻酔後の頻繁にある望ましくない合併症である。さまざまな薬理学的・非薬理学的手法が POST の軽減に使用されるが、その成功率はさまざである。しかし、単剤で一般的に受け入れられているものはない。本研究の目的は、POST の発生率と重症度に及ぼすベタメサゾンゲル、ケタミン含嗽、静脈内デキサメタゾンの効果を比較することであった。

・三次医療センターで実施された前向き無作為化対照単盲式試験で、全身麻酔下に待機手術が予定されており、年齢 18 歳から 70 歳、ASA-PS I/II の合計 100 人の患者が含まれ、ベタメタゾン、デキサメタゾン、ケタミン、対照群に無作為に分割された。ベタメサゾン群では、気管チューブは 0.05% ベタメサゾンゲルで潤滑し、デキサメタゾン群では麻酔導入前に 0.2mg/kg のデキサメタゾンを静脈内投与し、ケタミン群では、導入の 5 分前に生食30ml と混合したケタミン含嗽液 40mg が投与された。対照群では、上記のいずれの薬剤も使用されなかった。手術後 24 時間に、POST、咳、嗄声の発生と重症度を記録した。集団の人口統計データ、手術時間、挿管は、一元留置分散分析を使用して分析された。群間の POST、咳、嗄声の発生率と重症度をカイ二乗検定を使用して分析した。

1 時間後の時点での POST の発生率は、対照群(48%)と比較して、ベタメタゾン群(16%)とデキサメタゾン群(20%)で有意に少ないことが分かった。4 時間後と 24 時間後の POST の発生率は同等であることが分かった。1 時間、4 時間、24 時間の嗄声と咳の頻度は、全群で同様であった。

麻酔導入前の予防的ベタメサゾンゲル塗布とデキサメタゾンの静脈内投与は、術後早期においてのみ、臨床的に重要で、統計的に有意な POST 発生率の低下をもたらした。
POINT静脈内デキサメタゾン投与と、気管チューブへのベタメサジン塗布は、早期の術後咽喉頭痛抑制に有効である。

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