フェンタニルとプロポフォール投与の時間間隔が麻酔導入に必要なプロポフォール用量に及ぼす影響:無作為化対照試験

効果発現時間.png・プロポフォールによる麻酔導入前のフェンタニルの投与は、プロポフォールの導入量とその副作用を減らして、スムーズな導入を促進するはずである。本研究は、フェンタニルとプロポフォールの投与間隔を変えて麻酔導入に必要なプロポフォールの投与量に及ぼす影響を調査するために計画された。

・施設倫理委員会の承認の後、全身麻酔下で待機的手術を受ける年齢 18 歳から 65 歳の 129 人の ASA-PS I/II の患者を 3 群に無作為に分けた。フェンタニル 2 μg/kg は、1、2、3 群で、それぞれ、プロポフォール導入の直前、3 分前、5 分前に投与した。プロポフォール導入必要量と血行動態パラメーターが記録された。統計分析は、ソフトウェア SPSS(SPSS Inc.、シカゴ、イリノイ、米国)を使用して実施された。

導入に必要なプロポフォールの総用量は、1 群で最も多く、3 群で最も少なかった(1 群 vs 2 群 vs 3 群:86.28±21.12 vs 71.67±21.68 vs 59.98±20.35 mg、P<0.00001)。体重 1kg あたりの必要なプロポフォール用量は、2 群(1.14±0.38 mg/kg)と 3 群(0.97±0.32 mg/kg)に比較して、1 群(1.41±0.34 mg/kg)では有意に多かった(P<0.00001)。導入中の低血圧の発生率は、1 群(35.6%、P=0.03)よりも 3 群(14%)と 2 群(17.1%)で有意に低かった。

プロポフォールの 5 分前にフェンタニルを投与すると、プロポフォール必要量が有意に減少し、導入中の低血圧の発生率が有意に低下する。
POINTフェンタニル投与からプロポフォール投与までに十分な時間を置くことで、プロポフォール投与量を減らし、その結果として、副作用としての低血圧発生率を少なくすることができる。

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