■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/11/15

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (a_______) (d___) (s____) : 肺胞死腔

(2) (n___________) (t___________) : 神経液伝達/神経ホルモン伝達

(3) (a__________) : 痛覚測定

(4) (r_____) (i___________) : 反射性被刺激性

(5) (c___) (a_________) : 寒冷凝集素


[解答]
(1)alveolar dead space(2)neurohumoral transmission
(3)algesimetry(4)reflex irritability
(5)cold agglutinin


[出典] 麻酔科学用語集 第3版





【問題2】(肝疾患患者への注意) 肝臓で代謝される割合が高い順に以下の吸入麻酔薬を並び替えよ。
ア:イソフルラン
ウ:エンフルラン
イ:セボフルラン
エ:ハロタン

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[解説] ハロタンは約20−30%、セボフルランは約2−3%、エンフルランは約2%、イソフルランは約0.2%が体内で代謝される。ハロタンの分解では、臭素や、肝障害物質、セボフルラン、エンフルランではフッ素(腎毒性の可能性)といった代謝産物が問題となる。


[正解] (エ)、(イ)、(ウ)、(ア) [出典] 麻酔科クリニカル問題集





【問題3】(腹部手術の麻酔) 硬膜外鎮痛について、術後鎮痛作用の短いものから長い順に並べ替えよ。
ア:メピバカイン
ウ:フェンタニール
イ:モルヒネ
エ:ブプレノルフィン

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[解説] 水溶性のオピオイドであるモルヒネのほうが、脂溶性の高いファンタニールや alfentanil などより硬膜外投与した場合の作用時間が長い。ブプレノルフィンは、オピオイド受容体に対する結合性が高いので、長時間作用する。硬膜外投与した場合、モルヒネの作用持続時間は12−24時間、フェンタニールは2−3時間、ブプレノルフィンは5−7時間、メペリジンは4−8時間である。作用発現時間はフェンタニールで5分、ブプレノルフィンで15分、モルヒネで40−60分である。


[正解] (ア)、(ウ)、(エ)、(イ) [出典] 麻酔科クリニカル問題集



【問題4】(局所麻酔) 局所麻酔薬中毒で誤りはどれか?

ア:アシドーシスは痙攣域値を上昇させる。

イ:ブピバカインの心毒性はナトリウムチャネルとの結合か関与する。

ウ:ベンゾジアゼピンの痙攣予防効果はGABAA受容体との結合による。

エ:エピネフリン添加による血中局所麻酔薬の濃度上昇抑制効果は投与部位で異なる。

オ:リドカインによる痙攣は血中濃度1〜2μg/dlであらわれる。


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[解説] 呼吸性、代謝性アシドーシス、特に前者は局所麻酔薬の毒性を増し(痙攣閾値は下がる)、アルカローシスはそれを減じる。心機能抑制はリドカインに比べブピバカインの方が顕著に強い。心筋組織内濃度/血中濃度の比がリドカインより高いこと、ナトリウムチャネルとの結合が強いこと、カルシウムチャル遮断作用などが挙げられている。ベンゾジアゼピンの痙攣予防効果はGABAA受容体との結合による。エピネフリン添加による血中局所麻酔薬の濃度上昇抑制効果は、リドカインの場合、肋間で18%、硬膜外腔で30%、皮下で48%低下する。リドカインの血中濃度8μg/mlで顔の筋や指先に始まる筋攣縮、12μg/dlで強直性、間代性全身痙攣を生じる。


[正解] (ア)、(オ) [出典] 第34回麻酔指導医認定筆記試験:A19

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