■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/01/15

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【問題1】(麻酔科学用語) 以下の略語のフルスペルと意味を答えよ。
(1) MV (2) PTCA (3) A-aDo2 (4) PT (5) CMR

[解答]
(1)minute ventilation:分時換気量
(2)percutaneous transluminal coronary angioplasty:経皮経管的冠動脈形成
(3)alveolar-arterial oxygen tension difference:肺胞−動脈血酸素分圧較差
(4)physical therapist:理学療法士
(5)cerebral metabolic rate:脳代謝率



[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(肝・腎・消化管) 慢性腎不全での血液透析開始基準値としてBE(ベース・エクセス)はどれくらいか?
1) ≦−10mEq/L
3) ≦−5mEq/L
5) 特に基準はない
2) ≦−15mEq/L
4) ≦−20mEq/L


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[解説] 慢性腎不全での血液透析開始基準:(1)BUN≧100mg/dl (2)血清Cr値≧10mg/dl (3)血清カリウム値≧7mEq/l (4)BE≦−15mEq/l これらの基準をいずれか1つでも越えたら、血液透析を開始するのが望ましいが、これらの基準ちは慢性血液透析導入の指標とされており、必ずしも緊急性があるとは限らない。


[正解] 2 [出典] 研修医ノートP336




【問題3】(麻酔薬) 揮発性吸入麻酔薬が腎障害を起こすフッ化物の血中濃度は(  )といわれている。
1) ≧50mM/l
3) ≧150μM/l
5) ≧50μM/l
2) ≧5μM/l
4) ≧500μM/l


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[解説] 揮発性吸入麻酔薬の代謝率:メトキシフルラン(50%)>ハロタン(20%)>セボフルラン(2.9%)>エンフルラン(2.4%)>イソフルラン(0.2%)>笑気(0.004%)。メトキシフルラン→腎障害、ハロタン→肝障害、腎障害を起こすフッ化物の血中濃度≧50μM/lといわれている。


[正解] 5 [出典] Q新麻酔科学改訂第5版p76



【問題4】(モニター) パルスオキシメータについて正しいのはどれか?

ア:緑、青、黒のマニキュアによりSpO2は見かけ上高くなる。

イ:pHが低下すると、酸素解離曲線が左にシフトする。

ウ:パルスオキシメータは一酸化炭素ヘモグロビンを酸化ヘモグロビンであるように解釈する。

エ:倫理的な理由で、SpO275%以下の較正用データは、実測値ではなく推定値である。

オ:カルボキシヘモグロビンの存在下では、酸素解離曲線は右にシフトする。


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[解説] ア:×:緑、青、黒のマニキュアにより、それぞれ3%、5%、6% SpO2は見かけ上低くなる。
イ:×:pHが低下すると、酸素解離曲線が右にシフトする。pH低下=H+の増加 〜 「温度とか物質(異常Hb以外)が上昇すると曲線は右にシフトする(そもそも解離曲線は右上がりのカーブ)」と覚えるべし。
ウ:○:パルスオキシメータは一酸化炭素ヘモグロビンを酸化ヘモグロビンであるように解釈するので、見かけ上、SpO2は、SaO2よりも高く表示される。
エ:○:マイクロプロセッサが参照する較正用データはボランティア成人の実測値から得られたもので、倫理的な理由で、SpO275%以下の較正用データは、実測値ではなく推定値である。
オ:×:カルボキシヘモグロビンの存在下では、酸素解離曲線は左にシフトする。異常ヘモグロビン(胎児ヘモグロビン、メトヘモグロビン)の存在は酸素解離曲線は左にシフトさせる。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p164-170

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