腹部骨盤手術後の退院時オピオイド処方に関する推奨事項:系統的レビュー

腹部手術.png・腹部骨盤手術後の退院時オピオイド処方はいろいろで、しばしば過剰である。腹部骨盤外科医のためのガイダンスの欠如が、現在の処方が最適とはいえない状況を説明するかもしれない。本研究の目的は、退院時オピオイド処方、オピオイドの適切な廃棄、慢性的な術後オピオイド使用の予防に関する既存の推奨事項を体系的にレビューすることである。

・この系統的レビューは、PRISMA ガイドラインの優先報告項目に従いた。2010 年 1 月から 2018 年 12 月まで、専門学会や医療機関が発行した推奨事項を含む英語文献を同定するために、MEDLINE、PsycINFO、HealthSTAR、Embase、および検索が困難で未公開の(灰色の)文献検索が、オピオイド、手術、ガイドラインという用語のバリエーションを含むピアレビュー戦略を使用して実施された。臨床診療ガイドラインの質は、ガイドラインの評価と評価 II(AGREE II)ツールを使用して評価された。結果の記述的合成が実行された。

・審査された 5530 件の引用のうち、41 件の全文文書が系統的レビューに含まれた。15 件の臨床診療ガイドラインが特定された。AGREE II ドメインのスコアは大きく異なった。含まれている 41 件の文書の中で、退院時オピオイド処方に関する 98 個の推奨される介入、オピオイド廃棄に対する 8個 の介入、慢性的術後オピオイド使用の防止に対する 8 個の介入が確認された。114 個の介入のうち 13 個のみ(11.4%)が強固な評価、またはエビデンスレベルによって支持されており、特定の腹部骨盤外科術後に推奨されるオピオイド量は、同じ術式であってもガイダンス文書間で大きく異なった

腹部骨盤手術後の退院時オピオイド処方に関する現在のガイダンスは一貫性がなく、エビデンスによって支持されているものはほとんどない。今後の推奨事項の開発を導くには、このトピックに関するさらなる調査が必要である。

海外では、腹部手術後の退院時に、オピオイドを商法することが一版的なのかな。日本ではあまりないように思うけど。

【出典】
Recommendations for the Prescription of Opioids at Discharge After Abdominopelvic Surgery: A Systematic Review.
JAMA Surg. 2020 Mar 11. doi: 10.1001/jamasurg.2019.5875. [Epub ahead of print]

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