人工膝関節全置換術後の即時術後鎮痛に対するブプレノルフィン経皮パッチの有効性と安全性

ブプレノルフィン.png・人工膝関節置換術(TKA)は中等度から重度の術後疼痛に関連している。良好な周術期鎮痛は、良好で予測可能な手術転帰にとって不可欠である。効果的な術後疼痛管理は、治療する外科医と彼のチームにとって大きな課題である。高齢と複数の併存症により、提供できる鎮痛剤の選択が制限される。慢性疼痛管理で広く使用されている経皮ブプレノルフィン(TDB)は、術後の急性期ではめったに研究されていない。本研究の目的は、膝関節形成術後の TDB パッチの安全性と有効性を従来型鎮痛剤と比較することであった。

・前向き無作為化研究は、脊柱管麻酔下で TKA 手術を受けた年齢 60-75 歳の 200 人の患者で行われた。全患者は、術後 72 時間、関節周囲局所麻酔浸潤と硬膜外/大腿神経ブロック注入を受けた。A 群は、手術の最後に適用された TDB パッチ 5 mcg を投与された。 B 群は、パラセタモールとトラマドールの併用投与を受けた。全患者はレスキュー鎮痛剤として静脈内ジクロフェナクを投与された。安静時と運動時の疼痛スコア、副作用(ある場合)を、数値評価スケールスコアを使用して 7 日間比較した。

安静時と運動時の疼痛スコアは、A 群の方が有意に低かった(P=0.008 と 0.01)。この群では、レスキュー鎮痛剤の必要性も有意に少なかった。1 人の患者のみが臨床的に有意な呼吸抑制を示し、3 人の患者は局所的な紅斑を示した。

・著者らのデータでは、TDB パッチは、従来型鎮痛剤と比較して、TKA 手術後の術後疼痛を軽減するのにより有効であり、全身の副作用が少なく安全に使用できることが示されている。

ブプレノルフィンの経皮パッチは、TKA 術後の疼痛軽減に有効である。

【出典】
Efficacy and Safety of Buprenorphine Transdermal Patch for Immediate Postoperative Analgesia After Total Knee Arthroplasty Surgery.
J Arthroplasty. 2020 Feb 13. pii: S0883-5403(20)30158-3. doi: 10.1016/j.arth.2020.02.015. [Epub ahead of print]

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