老化、肥満、脂質異常症、病院高血圧は、麻酔前高血圧に関連する臨床的危険因子である

高血圧15.png・麻酔前高血圧(PAH)は、手術前、手術室、麻酔導入前の患者の血圧(BP)が、正常な歩行記録 BP または自宅での自己測定血圧に関係なく一時的に上昇する場合に発生する。PAH は、麻酔と手術についての不安と精神的ストレスによって引き起こされる可能性がある。持続性高血圧症(SH)の患者のほとんどは、高齢者、男性、肥満患者、脂質異常症の患者であることを知っている。さらに、外来、診療所、病棟といった医療環境についての精神的ストレスによって引き起こされる白衣高血圧症の患者のほとんどは、高齢者、女性、非喫煙者である。本研究では、PAH に影響を与えるいくつかの関連する臨床的特徴を調査した。

・全身、くも膜下、硬膜外麻酔下で連続手術を受けた年齢 20 歳以上の患者のサンプリングデータは、病院記録と麻酔記録から後ろ向きに収集された。病室高血圧(HH)は、麻酔および術前の病室での収縮期血圧(sBP)が 140 mm Hg 以上と定義された。手術室高血圧(OH)は、麻酔導入前の手術室における 140 mm Hg以上の sBP と定義された。

・112 人と 119 人の患者が、それぞれ OH と手術室正常血圧(ON)群に属していた。OH 群のメンバーは、ON 群のメンバーよりも有意に高齢であった。OH 群の肥満指数は、ON 群よりも有意に高かった。男性、脂質異常症患者、非喫煙者の割合は、OH 群の方が ON 群よりも有意に高かった。ロジスティック回帰分析では、年齢、体重、脂質異常症、HH が、OH に独立して寄与する重要な因子として選択された(オッズ比、それぞれ 1.045、1.031、2.912、4.354)。

OH 患者の臨床的特徴は、高齢、肥満患者、脂質異常症患者、病室高血圧患者である。老化、肥満、脂質異常症、HH は、PAH に関連する臨床的危険因子である。

手術室に入室する中年以降の患者は、ほとんどみんな該当するじゃないかな。


【出典】
Aging, obesity, dyslipidaemia, and hospital-room hypertension are clinical risk factors relating to pre-anaesthesia hypertension.
Anaesthesiol Intensive Ther. 2020 Mar 23. pii: 40132. doi: 10.5114/ait.2020.93755. [Epub ahead of print]

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