■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2020/04/24

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【問題1】(呼吸) 成人の声門から気管分枝部までの長さはどれくらいか?
1) 11cm 2) 13cm 3) 9cm 4) 15cm 5) 17cm

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[解説] 「父さん(13cm)、父さん(13cm)、喉がごろ(C5-6)ごろ(Th5-6)」、成人の気道の解剖:門歯〜声門=13cm、声門〜気管分岐部=13cm、声門の位置(甲状軟骨の裏側)=C5-6、気管分岐部の位置=Th5-6、声門から輪状軟骨までは1.5cm、気管の長さは約10cmである。


[正解] 2 [出典] クリティカル記憶術1p29




【問題2】(体液・電解質) 血清カリウムの正常値としてはどれがもっとも適当か?
1) 4mEq/L
3) 3.5mEq/L
5) 4.5mEq/L
2) 3mEq/L
4) 2.5mEq/L


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[解説] 血清カリウムの正常値=3.5〜4.5mEq/L、pH=7.35〜7.45、血清ナトリウム=135〜145


[正解] 1 [出典] クリティカル記憶術1P189


【トラブル・シューティング】〜麻酔緊急Vol.1p132

(硬膜外麻酔)『硬膜外穿刺困難』

硬膜外穿刺のコツ:(1)硬膜外腔を穿刺しているか?:皮膚の穿刺部位が問題なのでなく3〜5cm先の硬膜外腔の正中に穿刺することが重要。(2)硬膜外腔は陰圧か?:学問的には陰圧の有無も大事かもしれないが、臨床的には通過する各靭帯の抵抗感と硬膜外腔に針が進入したときの圧低下を感じ知っておくべきである。(3)体位は正確か?:体位の成否は穿刺の成否に重要である。(4)肥満で正中が分らず、側臥位での穿刺が躊躇されるときは?:坐位で行えばよい。それが駄目なら枕を抱えさせて胸膝位でアプローチする。







【問題3】(出血と輸血) 正しいのはどれか?

ア:ウインドウ期とは、感染初期で、抗原・抗体検査、核酸増幅検査(NAT)結果の陰性期を指す。

イ:冠動脈疾患患者では、Hb 値7g/dL、Ht 値20%程度を目標に輸血を行うのが適当である。

ウ:未照射MAPの保存21日後の上清のカリウム濃度は40mEq/L程度なる。

エ:肝硬変による低アルブミン血症は、アルブミン製剤のよい適応である。

オ:諸外国と比べると、我が国の新鮮凍結血漿等の血液製剤の使用量が約3倍である。


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[解説] ○:ウインドウ期とは、感染初期で、抗原・抗体検査、核酸増幅検査(NAT)結果の陰性期を指す。この時期に献血を行った血液がウイルスの感染源となる。
×:冠動脈疾患患者においては、高度の貧血は避けるべきであるが、一方、Ht 値を上昇させすぎるのも危険である可能性がある。Hb 値10g/dL,Ht 値30%程度を目標に輸血を行うのが適当であると考えられる。
○:未照射MAPの保存21日後の上清のカリウム濃度は40mEq/L程度なる。照射MAPでは50mEq/L以上となる。
×:肝硬変などの慢性の病態による低アルブミン血症は、それ自体ではアルブミン製剤の適応とはならない。
○:諸外国と比べると、我が国の新鮮凍結血漿等の血液製剤の使用量が約3倍である。



[正解] 解説を参照 [出典] 「輸血療法の実施に関する指針」「血液製剤の使用指針」

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