内視鏡的経蝶形骨非機能性下垂体腺腫手術後の術後 3ヶ月の神経内分泌機能に対する麻酔薬の影響

下垂体線種.png・麻酔法は周術期の神経内分泌機能に影響を与える可能性がある。本研究の目的は、非機能性下垂体腺腫(NFPA)の除去のために、内視鏡的経蝶形骨手術(ETS)を受けた患者で、セボフルラン麻酔とプロポフォール麻酔の術後 3 ヵ月の術後神経内分泌機能転帰を後ろ向き的に比較することであった。

セボフルラン+レミフェンタニル麻酔(セボフルラン群、n=103)か、またはプロポフォール+レミフェンタニル麻酔(プロポフォール群、n=253)の下で NFPA 切除のために ETS を受けた 356 人の患者のうち、各群で 92 人の患者が選択され、傾向スコアのマッチング後、術後 3 ヵ月の神経内分泌機能転帰(主要評価測定項目)を比較した。

・術前のベースラインと比較した術後 3 ヶ月の神経内分泌機能の全体的な変化は、セボフルラン群とプロポフォール群間に差がなかった(悪化:32.6% vs 29.3%、持続的に低下:9.8% vs 12.0%、改善:12.0% vs 20.7%、正常化:9.8% vs 12.0%、持続的に正常:18.5% vs 19.6%、P=0.400)。術後 3 ヵ月の脳下垂体ホルモン欠乏症の発生率は、セボフルラン群とプロポフォール群間に差がなかった(副腎皮質刺激ホルモン欠乏症:18.5% vs 17.4%、P=1.000、甲状腺刺激ホルモン欠乏症:10.9% vs 3.3%、P=0.081、ゴナドトロピン欠乏症:54.3% vs 48.9%、P=0.555、成長ホルモン欠乏症:45.7% vs 48.9%、P=0.768、汎下垂体機能低下症:1.1% vs 1.1%、P=1.000)。

NFPA 切除のために ETS を受けた患者では、術後 3 ヵ月の神経内分泌機能転帰に及ぼすセボフルラン+レミフェンタニルとプロポフォール+レミフェンタニルの両麻酔法の効果は同様であり、術後中期的神経内分泌機能転帰の点で、プロポフォールとセボフルランがそのような患者で制限なく使用できることを示唆している。

内視鏡的経蝶形骨手術で、セボフルランとプロポフォールで、術後 3 ヵ月の神経内分泌機能転帰に差がなかったと。麻酔よりは、手術自体の影響が大きいだろうからな・・・。

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