腹腔鏡肥満症手術における腹腔内ブピバカインへのヒドロコルチゾンの追加の効果

腹腔鏡手術.png・肥満症手術は肥満の効果的な管理である。ただし、術後疼痛は大きな合併症に関連付けられている。疼痛管理は、患者の回復を高めるために重要である。腹腔鏡手術中に、腹腔鏡検査の開始前または創部閉鎖前に、作成されたポートすべてから腹膜に局所麻酔薬を注入して、術後疼痛を軽減できる。著者らの目的は、腹腔鏡肥満症手術における術後疼痛緩和の方法として、腹腔内ブピバカイン注入に腹腔内ヒドロコルチゾン投与によって相加的な鎮痛効果があるかどうかを評価することである。

・腹腔鏡下肥満症手術が予定されている 100 人の患者が本研究の対象であった。患者は無作為に 2 群に割り当てられた:腹腔鏡手術終了時に、I 群Iは 0.5% 等比重ブピバカイン 100 mg と 20 mL 生食を腹腔内投与し、II 群は腹腔内に 0.5% 等比重ブピバカイン 100 mg+ヒドロコルチゾン 100 mg+生食 20 mL を腹腔内投与した。主要評価項目は、痛みの視覚アナログスケール(VAS)スコアであった。副次評価項目は、初回鎮痛剤要求時間、総オピオイド必要量、心拍数、平均血圧であった。

VAS は、I 群と比較して、II 群の方が、術後 4、6、12 時間で有意に低かった。I 群では、II 群で初回鎮痛剤要求時間が長くなり、メペリジン総必要量が著しく減少した。

ブピバカインに添加した腹腔内ヒドロコルチゾンは、鎮痛剤必要量が減少し、術後疼痛緩和が改善された。

腹腔鏡下肥満症手術において、腹腔内へのブピバカイン投与にヒドロコルチゾンを併用すると術後疼痛緩和に有効であると。安上がりで簡便な方法だな。

【出典】
Effect of Adding Hydrocortisone to Intraperitoneal Bupivacaine in Laparoscopic Bariatric Surgery
Anesth Essays Res . Jan-Mar 2020;14(1):137-142. doi: 10.4103/aer.AER_141_19. Epub 2020 Feb 3.

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