肥満妊婦における閉塞性睡眠時無呼吸:前向き研究

睡眠時無呼吸.png・研究の目的は、肥満妊婦の母集団における OSA の有病率を明らかにすること。第二の目的は、その産科的影響を評価し、この集団におけるその危険因子を明らかにすることであった。

・この単施設前向き研究は 2010 年から 2016 年までリール大学病院で行われ、肥満指数(BMI)>35kg/m2 の妊婦が含まれた。彼女らは、OSA を診断するために、妊娠の 24〜32 週間の間に睡眠ポリグラフ検査(1 型睡眠検査)を受けた。臨床、産科、胎児のデータは、毎月と分娩時に収集された。 OSA がある群とない群を比較し、その有病率を計算した。

・本研究には、平均 BMI が 42.4±6.2kg/m2 の 67 人の女性が含まれた。そのうち、29 人が OSA で、有病率は 43.3%(95% 信頼区間、31.4-55.2)であった。2 群を比較すると、OSA群 の女性の方が年齢が高く(31.9±4.7 歳 vs 29.5±4.8 歳、P=0.045)、慢性高血圧の頻度が高く(37.9% vs 7.9%、P=0.0027)、平均 BMI が高かった(43.8±6.2kg/m2 vs 41.2±6kg/m2、P=0.045)。妊娠中、OSA 群の方が妊娠糖尿病を発症する率が高かった(48.3% vs 23.7%、P=0.04)。調査した他の基準のいずれにも有意差は観察されなかった。

・著者らの研究では OSA の有病率は高く、OSA のある女性は妊娠中に妊娠糖尿病をより頻繁に発症した。他の産科合併症は観察されなかった。
POINTBMI>35 の肥満妊婦んお OSA の有病率は高く(43%)、妊娠糖尿病を合併することが多い(48%)。
【出典】
Obstructive sleep apnea in obese pregnant women: A prospective study
PLoS One . 2020 Sep 8;15(9):e0238733. doi: 10.1371/journal.pone.0238733. eCollection 2020.

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