下肢手術に際してのくも膜下ブロックにおけるフェンタニルとブピバカインの混合投与と逐次投与の有効性:無作為化対照試験

薬液混合.png・くも膜下ブロックは下肢手術で最も一般的に使用されている麻酔手技である。オピオイドは局所麻酔薬(LA)の補助薬として最も一般的に使用されている。補助薬は 1 本の注射器に LA を装填して混合して投与される。本研究は、高比重ブピバカインとフェンタニルを単一シリンジか、または異なるシリンジで投与した場合の感覚・運動ブロックのレベルと低血圧の発生率の差を評価するために実施された。また、LA に先立ってオピオイドを投与した場合とその逆の場合のこれらのパラメータへの影響も評価した。

・120 人の患者をそれぞれ 40 人ずつの 3 群に無作為に割り付けた。A 群には 0.5% 高比重ブピバカイン 2.5ml(12.5mg)とフェンタニル 0.5ml(25μg)を 3.0ml シリンジに混合したものを、B 群にはフェンタニル 0.5ml(25μg)を 3.0ml シリンジで投与し、その後 0.5% 高比重ブピバカイン 2.5ml(12.5mg)を投与した。 C 群は 0.5% 高比重ブピバカイン 2.5ml(12.5mg)を 3.0ml シリンジで投与した後、フェンタニル0.5ml(25μg)を 3.0ml シリンジで投与した。全ての統計計算は、Microsoft Windows 用の統計プログラム SPSS 21 バージョンを使用して行った。

知覚ブロックおよび運動ブロックの平均効果発現時間は C 群が最も短く、次いで B 群であった。知覚と運動ブロックの持続時間は、B 群と C 群では延長した。A 群の患者は、B 群、C 群に比較して低血圧をきたすことが多かった。

高比重ブピバカインをまず投与して、引き続きフェンタニルを投与すると、知覚ブロックと運動ブロックの早期発現と、知覚と運動ブロックの持続時間の延長をきたす。

混合投与するか、逐次投与するかによって、効果発現時間や作用時間に差が出るのか、へ〜!

【出典】
Efficacy of premixed versus succedent administration of fentanyl and bupivacaine in subarachnoid block for lower limb surgeries: A randomised control trial
Indian J Anaesth. 2020 Aug;64(Suppl 3):S175-S179. doi: 10.4103/ija.IJA_264_20. Epub 2020 Aug 15.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 9

驚いた 驚いた 驚いた
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
かわいい

この記事へのコメント