乳房手術における局所区域麻酔の役割とは?痛みの強さ、オピオイド消費量量、有害事象、患者の満足度に焦点を当てた系統的な文献レビュー

乳房手術.png・米国では乳房手術がよくある。痛みは乳房手術を受ける女性の最大 50% に及び、術後の転帰に影響を当たる可能性がある。全身麻酔は従来の麻酔法であり、最も頻繁に使用されている。様々な局所区域麻酔法も乳房手術に使用されている。乳房手術における術後疼痛に対する局所区域麻酔の使用について、疼痛管理における役割を明らかにするための系統的なレビューが必要である。研究の目的は、乳房手術後の疼痛治療に使用される局所区域麻酔の有効性と安全性を確立するために文献を系統的にレビューすることであった。

・Embase、MEDLINE、Google Scholar、Cochrane Central Trials Register を用いて、乳房手術後の成人の疼痛管理のための局所区域麻酔を検討した研究を Mars 2020 で系統的に検索した。研究の方法論的な質と結果は、COSMIN(Consensus-based Standards for the Selection of Health Measurement Instruments)チェックリストと特定の測定特性基準を用いてそれぞれ評価された。

・局所区域麻酔を評価した 19 件の研究が含まれた。1058 例の患者が乳腺腫瘤摘出術/乳房切除術、142 例の豊胸術、79 例の乳房縮小術を受けた。局所区域麻酔は周術期において効果的な麻酔と鎮痛を提供するが、他の手技と比較しても統計的に有意な差は認められなかった。乳房切除術のみの場合、他の手技と比較した場合、局所区域麻酔の使用は手術終了後の最初の 1 時間の痛みを軽減した(p=0.02)。局所区域麻酔の他の有益な効果としては、オピオイドの必要量の減少、術後嘔気嘔吐の減少、合併症の減少、患者満足度の向上などが挙げられる。これらはすべて術後の回復を改善し、入院期間を短縮する。いずれの場合においても、局所区域麻酔が他の手技に比べて統計的に優れているものはなかった。

・著者らのレビューの結果、乳房手術の管理において、局所区域麻酔と他の手技との間に差はなかった。局所区域麻酔は乳房切除術後の最初の 1 時間の痛みの軽減に優れている。

乳房手術においては、局所区域麻酔がそれほど優れているわけではないようだ。

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