小児の眼科外来手術後の覚醒時興奮に及ぼす硫酸マグネシウムの術中投与の影響

マグネシウム36.png・本研究では、外来眼科手術を受ける小児患者に硫酸マグネシウムを術中に注入することで、小児麻酔覚醒時譫妄(PAED)スケールを用いて覚醒興奮(EA)の発生率が減少するかどうかを調査した。

・眼科手術を予定していた 92 人の小児患者を、対照群とマグネシウム群の 2 群に無作為に割り付けた。マグネシウム群では、患者は最初に 10% 硫酸マグネシウム溶液 30mg/kg を 10 分間かけて静脈内に投与され、その後、手術中は 10mg/kg×時間の持続点滴を受けた。対照群ではマグネシウム群と同様に 0.9% 等張生食を等量投与した。麻酔回復室で PAED スコアが 10 以下になるまで 15 分間隔で PAED スケールを評価した。EA は PAED スコアが 10 以上と定義した。

・募集した 86 人の患者のうち、44 人が対照群に、42 人がマグネシウム群に割り付けられた。EA の発生率は対照群で 77.3%、マグネシウム群で 57.1% であった(オッズ比、0.392;95%信頼区間、0.154〜0.997;p=0.046)。

硫酸マグネシウムの術中持続投与は EA の発生率を有意に低下させた。

マグネシウムは神経細胞の興奮を抑制する作用があるので、頷ける結果だ。

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