■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/01/21

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【問題1】(溺水・中毒・体温) ベンゾジアゼピン系薬物の拮抗剤であるフルマゼニル(アネキセート)の半減期はどれくらいか?
1) 2時間
4) 6時間
2) 1時間
5) 12時間
3) 3時間


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[解説] ベンゾジアゼピン系薬物の拮抗剤であるフルマゼニル(アネキセート)の適応;(1)手術・検査時のベンゾジアゼピン(BZD)の覚醒遅延・呼吸抑制 (2)BZDの高用量または長期投与での過度の鎮静 (3)BZD中毒  であり、用法;初回0.2mgを緩徐に静注、4分以内に目標の覚醒状態が得られない場合は0.1mg/分を追加、総量1mgまで、ICU領域では2mgまで投与可能。


[正解] 2 [出典] クリティカル記憶術2P138




【問題2】(体液・電解質) 鎖骨上側からの鎖骨下静脈ライン確保を行う場合の刺入点は?
1) 外頚静脈と鎖骨の交差する点
3) 胸鎖乳突筋の鎖骨付着部外側
5) 鎖骨の中点の頭側1cmの辺り
2) 胸鎖乳突筋の胸骨付着部外側
4) 胸鎖乳突筋の鎖骨付着部内側


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[解説] 鎖骨上側からの鎖骨下静脈ライン確保:胸鎖乳突筋の鎖骨付着部外縁より前額面に対し5〜15度、矢状面に対し45度の角度で対側乳頭を目標に刺入する。


[正解] 3 [出典] 救急認定医診療指診P577



【問題3】(麻酔) 腹腔鏡下手術について正しいのはどれか?

ア:腹腔操作中の腹腔内圧は15mmHg未満が推奨されている。

イ:気腹により肺のコンプライアンスは変わらない。

ウ:Trendelenburg体位では無気肺が生じやすくなる。

エ:開腹手術に比べ腹腔鏡下手術では創傷感染がほとんどない。

オ:一般に腹腔内圧が10mmHg未満であれば生理的な影響はほとんどない。


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[解説] ア:○:腹腔操作中の腹腔内圧は15mmHg未満が推奨されている。
イ:×:気腹とその結果生じる胸腔内圧の上昇によって横隔膜が頭側へ移動するために、機能的残気量が減少し、コンプライアンスが低下する。
ウ:○:Trendelenburg体位では、腹部内臓が頭側へ移動するために横隔膜機能が障害され、その結果、機能的残器量と全肺容量が減少し、無気肺が生じやすくなる。
エ:○:開腹手術に比べ腹腔鏡下手術では創傷感染がほとんどない。
オ:○:一般に腹腔内圧が10mmHg未満であれば生理的な影響はほとんどない。吹送圧が16mmHgを超えると、心拍出量の減少、体血管抵抗の低下、肺・胸壁コンプライアンスの低下など、望ましくない生理学的変化が起こる。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p527-533




【問題4】(心臓・血管) 脈の触れない心室頻拍では、除細動はどれくらいのエネルギーで行うか?
1) 100〜200J
3) 50〜100J
5) 250〜300J
2) 20〜50J
4) 200〜250J


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[解説] 心室頻拍は脈拍数によって、第1選択の治療法が異なる。通常心拍数が180以上になると脈拍触知不能となる。脈の触れる心室頻拍では、まずリドカインを投与し、これに抵抗する場合、50〜100Jのエネルギーでで除細動を行なう。脈の触れない心室頻拍では、100〜200Jのエネルギーで除細動を行う。


[正解] 1 [出典] 研修医ノートP283

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