腹腔鏡下結腸切除術における静脈内局所麻酔薬と腹腔内局所麻酔薬の比較:二重盲式無作為化対照試験

腹部内視鏡手術.png・周術期疼痛コントロールは、術後患者の経験と満足度を向上させるために不可欠である。伝統的にオピオイドは術後鎮痛に頻繁に使用されてきた。オピオイドは疼痛コントロールには効果的であるが、術後の嘔気嘔吐、イレウス、長期的なオピオイド依存などの副作用がある。どちらの方法も有望ではあるが、腹腔鏡下結腸切除術を受ける患者を対象とした直接的な前向き無作為化比較は行われていない。本研究の目的は、IPL と IVL を比較することであった。

・腹腔鏡下結腸切除術を受ける患者を対象とした二重盲式無作為化比較試験で、両群は、術後 3 日間の持続点滴で術中に開始された IPL または IVL の同量投与を受け、術後 3 日間の持続点滴を行った。患者は標準化 ERAS プログラムでケアされた。主要評価項目は、術後 3 日間の総オピオイド消費量であった。患者は 60 日間経過追跡された。

・56 人の患者が IVL 群と IPL 群に 1:1 で無作為に割り付けられた。術後 3 日間の総オピオイド消費量は IPL 群で有意に減少し(70.9mg vs 157.8mg p<0.05)、入院期間中の総オピオイド消費量も有意に減少した(80.3mg vs 187.36mg p<0.05)。疼痛スコアは IPL 群で術後 2 時間で有意に低かったが、それ以外の時点では有意ではなかった。合併症については両群間で差はなかった。

IPL の周術期使用は IVL と比較して腹腔鏡下結腸手術後のオピオイド消費量を有意に減少させた。これは腹膜腔/コンパートメントが局所麻酔薬投与の戦略的ターゲットであることを示唆している。今後の ERAS 勧告では、IPL を結腸切除術後のマルチモーダル疼痛戦略の重要な構成要素として考慮すべきである。

局所麻酔薬の腹腔内散布はけっこう有効なのか。

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