■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/06/22

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【問題1】(呼吸) 鳥類の飼育歴のある患者の肺炎では起炎菌として何を考えるか?
1) 嫌気性菌
3) マイコプラズマ
5) オウム病
2) 肺炎球菌
4) 連鎖球菌


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[解説] 鳥類の飼育歴のある患者の肺炎ではオウム病、院外の健常人の肺炎では肺炎球菌・マイコプラズマ、大酒家の肺炎では肺炎桿菌を、院内感染による肺炎ではMRSA・グラム陰性桿菌を、院外での老人の吸引性肺炎では連鎖球菌、嫌気性菌を起炎菌として疑う。


[正解] 5 [出典] 内科レジデント実践マニュアルP126



【問題2】(モニター) 心電図について正しいものはどれか?

ア:高カリウム血症ではU波がみられる。

イ:ヘミブロックでのQRS持続時間は通常120msec以下である。

ウ:左脚ブロック所見があっても、心電図から左室肥大を診断することは可能である。

エ:左脚ブロックでは I 誘導で、Q波またはS波のない幅の広いR波が認められる。

オ:STセグメントの低下の鑑別診断として、高カルシウム血症を考える。


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[解説] ア:×:高カリウム血症では幅の広いQRSや、先鋭T波が認められ、高度の場合には、心電図はサイン波のようになる。U波を認めるのは低カリウム血症である。
イ:○:左脚枝の二つの分枝(前枝と後枝)のうちどちらか一方がブロックされていることをヘミブロックという。ヘミブロックでのQRS持続時間は通常120msec以下である。
ウ:×:左脚ブロックの所見がある場合、心電図から左室肥大と診断することはできない。
エ:○:左脚ブロックではV1で、STセグメントの上昇を伴う深く幅広いS波(またはQS波)がある。また I 誘導で、Q波またはS波のない幅の広いR波が認められる。
オ:×:STセグメントの上昇の鑑別診断として、急性心筋梗塞、心膜炎、高カリウム血症、高カルシウム血症、左室肥大、左脚ブロック、Burugada症候群を考える。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p157-163



【問題3】(呼吸) 喘息について誤っているのはどれか。

ア:日本国民の約5%が喘息をもっているといわれている。

イ:成人の喘息は成人期発症のものが圧倒的に多い。

ウ:喘息の発症年齢ヒストグラムは2峰性である。

エ:小児発症の喘息は女に多い。

オ:成人発症の喘息の約10%にアスピリン過敏症例がみられる。


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[解説] 日本国民の約5%が喘息をもっているといわれている。成人の喘息は成人期発症のものが77.3%と圧倒的に多い。喘息の発症年齢ヒストグラムは2峰性で、そのピークは10歳以下と40歳付近にある。小児発症の喘息はアトピー型で男に多い。成人発症の喘息の約10%にアスピリン過敏症例がみられる。アスピリン過敏症はアスピリンに限らず他の解熱鎮痛薬に対してもアナフィラキシー反応を示す。


[正解] (エ) [出典] LiSA Vol2-No9-p46(1995)




【問題4】(代謝・内分泌) 甲状腺機能亢進症の特徴として一般的ではないのはどれか?
1) 体重減少
3) 二酸化炭素産生量増加
5) 不眠
2) 心房細動
4) 低血糖


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[解説] 甲状腺機能亢進症の一般的症状としては、代謝亢進に起因して不眠、体重減少、耐熱性の低下、動悸、心房細動、消化管蠕動亢進→下痢、二酸化炭素産生量増加などが認められる。通常、低血糖は認めない。


[正解] 4 [出典]

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