小児患者の最小限および中程度の鎮静に対する経口ミダゾラムの有効性:系統的レビュー

ミダゾラム3.png小児患者の最小限/中程度の鎮静のために最も広く使用されている選択肢の 1 つは経口ミダゾラムである。これは、このよく知られた有効で忍容性の高い短時間作用のベンゾジアゼピンのあまりよく受け入れられていない投与経路(例えば、静脈内や鼻腔内)の代替手段を提供するためである。

・麻酔前または診断/治療処置中の小児患者の鎮静に及ぼす経口ミダゾラムの有効性を評価した臨床研究を特定するために、文献の系統的レビューを実施した。経口ミダゾラムの単回投与後の反応者の割合(反応率)を評価し、プラセボ対照研究のサブセットでプラセボと比較した。最適な投与戦略を評価するために、さまざまな小児年齢サブセットで効果的な鎮静を提供する経口ミダゾラム用量の範囲を分析した。

・鎮静効果のさまざまな尺度を利用した合計 25 件の小児臨床研究が選択された。これらの研究には、ミダゾラム(0.25〜1.5 mg/kg)で治療された合計 1472 人の患者(年齢 4〜18 歳)とプラセボで治療された 138 人の患者が含まれた。経口ミダゾラムの反応率[95%信頼区間]は36.7%[21.6%、54.9%]〜97.8%[86.1%、99.7%]の範囲であったが、プラセボの反応率は 4.0%[0.6%、23.5%]〜41.0%[29.4%、53.6%] の範囲であった。4 件のプラセボ対照試験を検討した場合、ミダゾラムのプラセボに対する比較オッズ比[95%信頼区間]は、13.4[5.0、36.0]〜 25.9[6.7、100.6]の範囲であった。鎮静の状況によるサブ群の分析では、経口ミダゾラムの反応率[95%信頼区間]は、麻酔前投薬の場合には、36.7%[21.6%、54.9%]〜97.0%[94.8%、98.3%]の範囲であり、医療処置の場合には 56.1%[43.1 %、68.4]?97.8%[86.1%、99.7%]であった。

0.25 mg/kg 以上の用量からの小児の最小限/中程度の鎮静に対するミダゾラムの有効性が実証された。有害事象と過度の鎮静の発生の可能性は、用量増加とともに増加する。

経口ミダゾラムの投与量は、0.5〜1.0 mg/kg 程度が適量ということかな。

【出典】
Efficacy of oral midazolam for minimal and moderate sedation in pediatric patients: a systematic review.
Paediatr Anaesth. 2019 Sep 20. doi: 10.1111/pan.13747. [Epub ahead of print]

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