脳血管外科手術におけるインドシアニングリーンビデオ血管造影後に起きたアナフィラキシーショック

インドシアニングリーン.png・インドシアニングリーン(ICG)ビデオ血管造影(VA)は脳血管手術で広く使用されている。ICG 注射は一般に安全であり、合併症の発生率は低い。脳神経外科手術中の ICG 関連のアナフィラキシー反応はほとんど報告されていない。本研究では、頭蓋内動脈瘤(IA)手術中に静脈内 ICG(DID Indocyanine Green?、Dongindang、Inc.、Kyeonggi-do、Kore)注射に反応してアナフィラキシーショックをきたした 2 人の患者を報告している。

・最初の患者は、未破裂動脈瘤 の 69 歳の女性で、全身麻酔下でクリッピング手術を受けていた。ICG 注射の直後、血圧は突然 140/80 mmHg から 50/30 mmHg に低下し、腹部と全四肢に発疹が生じた。胸骨圧迫が開始され、バイタルサインは 10 分以内に ICG 注入前のレベルに徐々に回復した。2 番目の患者は 58 歳の女性で、未破裂動脈瘤のクリッピング手術を受けていた。ICG 注射後、血圧は 130/80 mmHg から 60/40 mmHg に低下し、腹部に発疹様の皮膚病変が観察された。ノルエピネフリンとデキサメタゾンの静脈内注射後、血圧は 30 分以内に ICG 頭よ前のレベルに回復し、その後安定した。術後 ICG 皮膚誘発試験は両患者で陽性であったが、血清トリプターゼ値が著しく増加したのは 1 人の患者のみであった。

ICG 関連のアナフィラキシーはまれであるにもかかわらず、臨床医は脳血管手術を受ける患者におけるこの予期せぬ、しかし潜在的に生命を脅かす薬物反応に注意する必要がある。

頻回に使用する薬剤ではないあが、ICG を投与する時はアナフィラキシーも考えておかないといけないのか。

【出典】
Anaphylactic Shock followed by Indocyanine Green Videoangiography in Cerebrovascular Surgery.
World Neurosurg. 2019 Sep 28. pii: S1878-8750(19)32579-3. doi: 10.1016/j.wneu.2019.09.135. [Epub ahead of print]

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