冠動脈バイパス術後鎮痛のための術中ケタミン:無作為化対照二重盲式臨床試験

ケタミン4.png・研究の目的は、冠動脈バイパス術(CABG)手術中にケタミンを投与することにより、手術後 48 時間に必要なオピオイドの量が減少するかどうかを調査することであった。

・大学関連単施設での無作為化対照二重盲式臨床試験で、左室駆出率が正常なで CABG 手術を受ける患者を対象とし、ケタミンは、皮膚切開前に 0.5 mg/kg ボーラスを静脈内投与され、その後手術終了まで 0.5 mg/kg/h の持続注入した。

・183 人の患者がスクリーニングされ、80 人の患者が無作為化された。ベースラインの特性は、2 群間で同様であった。介入群は、手術後 48 時間に 53.6 mg(95%信頼区間[CI]47.1-60.1 mg)のモルヒネ等価物を投与されたのに対し、プラセボ群は同じ期間に 55.7 mg(95%CI 48.4-63.1 mg)が与されていた(p=0.66)。術後 6、12、24 時間のモルヒネ等価物、または術後 1 または 2 日の最大、最小、平均疼痛スコアに有意差は認められなかった。

CABG 手術中にケタミンを投与しても、術後のオピオイド消費量や疼痛スコアは低下しなかった。
POINTCABG で術中にケタミンを投与しても術後鎮痛効果はほとんどない。
【出典】
Intraoperative Ketamine for Analgesia Post-Coronary Artery Bypass Surgery: A Randomized, Controlled, Double-Blind Clinical Trial.
J Cardiothorac Vasc Anesth. 2019 Oct 11. pii: S1053-0770(19)31043-2. doi: 10.1053/j.jvca.2019.10.010. [Epub ahead of print]

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